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唇と唇が触れ合って、それでも足りなくて、もっと欲しいと奥まで求めていく。


「・・・たい、すけっ」
「やっと名前、呼んでくれた」


どうにかなってしまいそうで、また涙が滲んでくる。


私はどこに行ってしまうんだろう。



「・・・・っ、だめだってば!」



この先まで行ってしまったらもう止められなくなってしまう、そう思うと声を張り上げていて、我に返ったように手を止めた。



「・・・俺もう、余裕無い」


あーーー、と小さく唸って髪を搔き上げる。

くるりと私に背を向けソファに倒れ込むと、ぶつぶつと何か一人で呟き始めた。


「だめだ、外はだめ、だめ・・・だめ・・・」


目をぎゅっと瞑って、自分の鼻筋をつまみながら呪文のように言う。


「あの・・・大丈夫?」


乱れてしまった服と髪を直して、恥ずかしさが込み上げてきたけど、それよりも目の前の人が心配になって声を掛けた。


「大丈夫・・・・なわけないでしょ」


私の方を見ずに「わたる・・・」と呟きながらポケットの携帯を取り出して、何やら電話を掛けようとしていた。



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ma(プロフ) - 続きが読みたいです!!よろしくお願いいたします。 (2023年3月7日 9時) (レス) id: cb1a0ddf39 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:EM | 作成日時:2017年3月11日 1時

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