検索窓
今日:3 hit、昨日:17 hit、合計:94,383 hit

25 ページ25

.









「Aちゃん!見て見て!これ!」


休憩室で仮眠を取っていると、理子ちゃんの声がしてまだ重い瞼を開く。


「ん・・・何?」


ポスターに写る、目の前に現れた人物の姿に一気に目が覚めた。


「藤ヶ谷太輔!今このお酒のCM出てるんだよね」


唇に指を当てて、肩が露わになってる姿でこっちを見てるから、こんなのがお酒の広告なの・・・?っていう純粋な疑問が頭に浮かんでくる。


「あーもう超かっこいい、店長にあともう三枚くらいもらおっ」


黙ったままの私を無視して、理子ちゃんが嬉しそうにポスターをみつめる。


「あ!でもね、ここにも来たかもしれないんだよ!この間、藤ヶ谷太輔みたいな人が来てたって噂聞いちゃった。また来ないかなぁ」


ここらへん結構芸能人住んでるみたいだし、お客さんでもたまに来るしね、そう言いながら理子ちゃんがポスターを器用にくるくると丸めて、それをテープで留めるとテーブルに置いて休憩室を出て行った。



.

26→←24



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 9.9/10 (102 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
344人がお気に入り
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

ma(プロフ) - 続きが読みたいです!!よろしくお願いいたします。 (2023年3月7日 9時) (レス) id: cb1a0ddf39 (このIDを非表示/違反報告)

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:EM | 作成日時:2017年3月11日 1時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。