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「今日はもう帰っちゃいましたよっ」


うーん、と唸りながら、ずらりと並ぶ赤ワインの前に立っていると急に声を掛けられて振り返る。


「お、理子ちゃん」


もう本当にAちゃんの事大好きですね北山さんは、って言いながら、手書きのポップを棚のどこに貼ろうかと手を伸ばす。


「こんなに来てたらストーカーって思われて、嫌われちゃいますよー」


ここにしよう、って理子ちゃんが呟いてテープを手に取る。


「別に会いに来たわけじゃないよ。この時間はいないってわかってるし」

「ほら!そういうトコ!うわぁストーカー!」


うるせぇって言いながら、理子ちゃんが伸ばした手に持っていたポップを取り上げてラックに貼り付けた。


「ありがとう、ストーカーさん。ちなみに赤ワインならこれが美味しいよ」

「職場の人達と飲むんだけど、美味しいワインと食べ物適当にって頼まれちゃってさ。助かるわ。さんきゅ」


またな、って言うとAちゃんによろしく言っとくねって言うから振り返って返事をする。


「ストーカーじゃねーからな!」


うるさいなぁ、って言う声が背中に聞こえて、チーズとかも買わなきゃなって思いながら赤ワインをカゴに入れた。



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ma(プロフ) - 続きが読みたいです!!よろしくお願いいたします。 (2023年3月7日 9時) (レス) id: cb1a0ddf39 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:EM | 作成日時:2017年3月11日 1時

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