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『元気にしてる?』



携帯の画面に浮かび上がった文字に、動かしていた手を止める。

もう一ヶ月経ったんだ、毎月そう思うけど、まだこっちに来てから一年位しか経っていない。


すぐにロックを解いて、『生きてるよ』とだけ返事を送った。


携帯をテーブルの上に置いて、洗面所に向かう。

熱めのシャワーを浴びながら、起きたばかりの思考が少しずつはっきりとしていく。

久しぶりによく眠れた気がして、シャンプーの匂いが心地良く鼻に入り目を瞑った。


瞼を閉じると、鮮明に思いだす。


鮮明なのにはっきりとわからないそれは、多分、あのひとの温もりなんだと思う。


浴室に広がるのはいつもと同じ匂いなのに、好きな匂いなのに、どこか落ち着かないような気持ちになって、ぱっと目を開けてすぐにシャンプーを洗い流した。


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ma(プロフ) - 続きが読みたいです!!よろしくお願いいたします。 (2023年3月7日 9時) (レス) id: cb1a0ddf39 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:EM | 作成日時:2017年3月11日 1時

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