扉の番人は【騎士a】 (ページ5)

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「ちょ、大丈夫っ!!??」

え、好き。(長年心配されなてこなかった女)

『あー、大丈夫大丈夫。すみません、走らせちゃって。』

「ううん!大丈夫だよ!､､､あ、ヒール折れてる､」

『あー、そうなんですよ、』

私は、あはは、と自嘲する。

夢の中まで気遣いをするとか、馬鹿らしい。
でも、夢の中でも私なんかに心配してくれる心の清い人に失礼な態度を取るなんて私にはできないッッッッ!!

と、一人芝居に没頭しているとき気づく。

あれ?夢、長くない､､､､?

おかしい。私は夜中何度か起きるタイプの人間だ。
こんなにも長く寝続けたことなど1度もない程重症の。

え、なんで?疲れてたからかな?それとも、夢だって気づいてるから､､､､?

そして、ひとつの考えに辿り着いた。

もしかして、私、死んだ､､､､?

『(いやいやいやいやいやいやいやいや!!!)』

首をぶんぶんと振ってその考えを頭から離す。

え、マジで死んだ?嘘でしょ､､､､。

まだ死んだと決まったわけじゃない。
が、ここまでくるとちょっと､､､。

「あ、あのー､､､､?大丈夫､､､､?」

『あ、大丈夫です。すみません、』

ていうかこの人わざわざ走ってまで私を追いかけ回していたのだから、なにか理由があったんじゃないか。

え、それヤバいな。結構な間放置しちゃってた。

『あの、私、なんかしちゃったんですかね、?』

「そうだよっ!?ここそう簡単に入れるところじゃないからね!!?」

え、じゃあナニここ。死後の世界､､､､?

マズい。本格的にマズくなってくた。
え、マジで私死んだの、?実感湧かねぇ､､､。

私は死んだのかという疑問を何回繰り返したのだろうか。でも、ま、大目に見てください､､､､。

『あのぉ、ここって、どこなんですかね、』

「あ､､､､。そこからかな?」

『はい、ホント、すみません､､､』

「あー!謝って欲しいわけじゃないの!!取り敢えず、みんなのとこ行こ!!」

みんなのとこ､､､､。

え、他にもいんの!!!???