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帰る前にラインを確認すると、駐車位置番号が001から送られてきていた。
終業後30分弱をデスク周りをなんとなく片付けながら過ごし、約束の時間5分前に椅子から立ち上がる。
残っている社員にお疲れ〜と挨拶しながら部屋を出た。
会社の地下駐車場を早足で歩く。
社員誰もが利用できる駐車場でもあるから、私がここにいるのは何ら不自然じゃないのにどうしてもこそこそしてしまう。
目的の車の前に行くと、運転席にはすでに彼が乗っていて、後ろに、と視線で案内された。
後部座席の扉を開けてさっと乗りこむ。
「お疲れ様です」
「おつかれ」
「今日は自分で帰る日なんですか？」
「そう。だって池田さんと一緒に帰るわけだからさ」
「わざわざすみません」
「いや、俺がそうしたいからしてんの。じゃ出すね」
さっき仕事中にからかわれたのが嘘のように落ち着いたしゃべり方だ。
あんなことするのはやめて下さいよ！と強く非難しようと思ったのに、彼の柔らかな態度に私の気持ちも凪いでしまう。
「夜何食べる？」
「何にしましょう…菊池さんは何も食べてないんですか？」
「うん。昼に弁当食べただけだから、ふつーにお腹すいた。
何か頼むか。楽だし」
「はい。そんな感じで大丈夫です」
2度目の菊池さん宅訪問。
「ただいま〜」
「おじゃまします…」
手を洗わせてもらい部屋に入ると先に手を洗い終えた彼はリビングのソファでくつろいでいた。
この前と同じようにダイニングの椅子を引き、そこに腰掛けると、こちらに体を向け
「え、なんでそっち？こっち来てよ」
と呼ばれる。
「ごはんなに頼むか決めね？池田さん何食べる？」
スマホをこちらに向けて聞いてくるので、立ち上がりソファのとこまで行く。
ほらとなりどうぞ、と促されるまま彼の隣に腰を落とした。
「俺なんにしよう。先決めて。俺悩むから」
スマホを渡されたので、メニューを見る。
「ハンバーグ弁当にします」
これにする、とメニューを指し示す。
「いいね。がっつり系」
「肉会なので」
「どこまでもそれ貫くわけね？いいよ。なら俺も肉にするわ」
楽しそうにスマホを見ながら
「ローストビーフ丼に決めた」とのこと。
「やっぱ選ぶものがお高めのやつですね。さすが芸能人」
私が言うと
「そう？池田さんもこれ食べたいなら同じのにしたら？」
と勧められた。
うーん…どうしよう。
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にこ(プロフ) - こうこさん» コメント気づかずすみません！私もリアル設定大好きです〜♡いいですよね♡楽しんでいただけたようで光栄です。こうこさんはお話の続きは書かないのですか？お話思いついたら別のお話でもいいので連載してほしいです🥹 (12月16日 21時) (
レス) id: aba4acfcad (このIDを非表示/違反報告)
こうこ(プロフ) - 私も少しだけ書いていますが、リアル設定大好きです♡とっても楽しくキュンキュンさせてもらいました♡またリアル設定お願いします♡ (11月29日 20時) (レス) @page37 id: 65539e8dba (このIDを非表示/違反報告)
にこ(プロフ) - 葵さん» きゅんきゅんしたという感想はめっちゃ嬉しいです☺️書いてよかったなと思います。楽しんで頂けたようで安心しました！最後までお付き合い下さりありがとうございました♡ (10月13日 19時) (レス) @page37 id: d06ef4e68f (このIDを非表示/違反報告)
葵 - 最後まで楽しませていただきました😆きゅんきゅんが凄かったです！本当に尊敬です🙏更新お疲れ様でした！！ (10月13日 16時) (レス) @page37 id: b646f7c03f (このIDを非表示/違反報告)
にこ(プロフ) - yukiさん» こちらこそお読みいただきありがとうございます🥺最後まで楽しんでいただけるよう頑張ります！コメントありがとうございました💕 (9月30日 12時) (レス) id: d06ef4e68f (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：にこ
| 作成日時：2023年9月24日 12時
