【氷と炎】⑨数原龍友 (ページ32)

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「いや、俺的には

　Aさんがめちゃめちゃ綺麗になったんで、気づきました」

いつぞやの、僕のホテルの部屋で見てたテレビの話をし始めた裕太くん。

三代目さんの隣で可愛く笑って、皆から綺麗になったって言われて

確かに僕もなんか綺麗になったなーとは思ったあれ。

「思い出した！

　自分、登坂くんとLINEとか交換してへんよな！？」

うずくまってるAを引っ張り出して問い質す。

てか、今市くんも結構Aに話しかけてたし、ここも気になる所。

「何の話？」

急に僕に持ち上げられたAはびっくりしてるし話の流れ読めてへんし

もう一回説明すれば。

「交換したよ」

「あ"あ"！？」

すんごい声出たわ。

てかマジで交換してたんかい！？

ビックリしてる僕の変わりに裕太くんが更にもう一言。

「え、あの

　今市くんとは？」

「しました」

「なんでやねん！」

つっこんでもーたわ。

けど、ほんまに交換してたとか……困るやんか僕。

あんなカッコイイ先輩達、なんかあったら取られるかもしれへんやん、Aの事。

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