5 漫画家と私 その�� ページ8
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Your Side.
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“あの”スタンドが見えた。それだけじゃあない。
使えてしまったんだ、かの有名な能力が。
ヘブンズ・ドアーを食らっているとき、
なんとも気分がよくなかった。
初めてのスタンド攻撃がよりによって岸部露伴だなんて…
そして、あの矢に刺された私は
スタンド使いになってしまったのだ。
「この子が…私のスタンド…」
真っ黒で、いかにも悪魔のような容姿をしている。
そしてこのスタンドは、
本能的に逃げなきゃと思ったあの時、
≪時を止めた≫のだ。
まさか、とは思い、もう一度能力を使ってみたが
５秒間私の時計の針が動くことは無かった。
「真似」だ。
このスタンドは「真似」ができる。
だが、「クヌム神」や「イエローテンパランス(黄の節制)」のように
見た目の物真似ができる、というわけでなく
そのスタンド自体、魂を「真似」することが出来るのだ。
「我ながら怖いスタンドを持ったよ…(トホホ…
応用も利くだろうし、しばらくは暮らしていけるかもだけど…
あの岸部露伴を敵に回したし、
きっと他のキャラ(4部)もいるんだろうな…」
せっかくなら、最初からもっと楽観的になればよかった…
これじゃあ敵として倒されるルートまっしぐらだよォ…
とうなだれる私。
まさかあの矢が、スタンドを引き出すなんて。
リュックから取り出してじっと見てみる。
「持ってたら、怒られそう…
でもそこらに捨てるのも危なすぎる…」
私はハンカチで丁寧に矢を包み、
「ジョースター家とか…
主人公がいたらそっと机の上とかに置いておこう…」と
またリュックにしまう。
これからはどうしたものか。
顔ばれしてしまったが、まだ能力はばれていない。
「町に溶け込んだ方が安心かな…」
やや吉良吉影のような考えだが、
「騒ぎは起こしたくない」のだ。
こうなってしまった以上、
元の世界に戻るために
試行錯誤していかなきゃあいけないもの。
仕方なく、トボトボと道なりに歩いていくことにした。
考えてみれば、
やっぱり見える景色も特徴的なあの画風だ。
しばらくすると町が見えてきた。
とりあえずまずは腹ごしらえしよう、と
脳内にある杜王町マップを頼りに
「カフェ・ドゥ・マゴ」に足を運ぶ。
出来るだけ(知っている)人間に会わないように、と祈りながら。
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勇者さかな(プロフ) - うおォ…！ジョジョらしいストーリーでワクワクします…！めっちゃ面白いです…！更新頑張ってください！！ (2023年2月26日 22時) (
レス) @page47 id: e64a2e1fb9 (このIDを非表示/違反報告)
Fukumin(プロフ) - 続きが気になる程面白いです！ (2023年2月22日 0時) (レス) id: 10fe8c91db (このIDを非表示/違反報告)
ランドセルゥゥゥゥゥける - ホ、ホルホースさんイ.イケメン! (2023年2月20日 21時) (レス) @page21 id: af73d329dc (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：海 | 作成日時：2023年2月5日 10時
