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難しい事じゃない　- WooHyun side - ページ10

　
　
　
　
「分かった。呑むよ、先生が言うその賭けに。
でもこれだけは約束して。
ユヘは巻き込まないで」




　
君ならそう言うと思ったよ

人一倍負けず嫌いなのは僕が一番知っている事だから

さて、本題にでも入るか



　
　
　
ｳﾋｮﾝ
「もちろん。
じゃあ、内容を説明しようか」



　
　

パソコンが並ぶその机に腰を下ろす

腕を組み、足首だけ足を組ませる


　
その行動をジッと見つめてくる君

フッと口が緩んだ

不自然に思われないように

僕は口を開く


　
　
　

ｳﾋｮﾝ
「次のテストはいつある？」


「・・え？」


ｳﾋｮﾝ
「テストはいつだ」


「あ、確か･･２週間後？くらいだった気が・・」


ｳﾋｮﾝ
「今回のテストで７教科１００点満点中６８０点以上取る事が今回の賭けの内容」


「そ、そんなの無理に･･！」


ｳﾋｮﾝ
「決まってるって？
まぁ話を呑むって言ったのは君だしね。
この時点でも諦めても全然いいんだけど」




　
　
　
いいね。その僕を恨む顔

もっと嫌いになったのかもしれないな

まぁいい。

今回の目的は高感度なんかじゃないからな



　
　
　
　
「どうして、そんな･･途中半端な数字なの？」


ｳﾋｮﾝ
「何故だと思う？
記憶に無いなら思い出すんだね。
ここで言ったら面白くないでしょう？」




　
　
ほんの２年前の事なんて忘れてしまうよな

この２週間で思い出す事が出来ることができるかな･･？ﾌﾌ..



　
　
　

ｳﾋｮﾝ
「楽しみにしてるよ･･ﾌﾌ」


「もし･･もし、ダメだったら？」


ｳﾋｮﾝ
「･･･答えてもいいけど、今は勝つ事に専念したら？
それでも知りたいなら答えてもいいよ」


「･･分かりましたよ」


　



　
いつからこんなに駆け引きが上達したんだろ

嫌、駆け引きじゃないくてただただＳなだけかもしれないな

君は少しだけいじめがいがあるから

もっと嫌いになって一気に好きにさせてあげるよ･･ﾌﾌ



　
教室から出る時、

また口角があがっていたことは君はしらない



　
　
　
　

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