ホームルーム - Nam WooHyun -

忘れ物、その先には･･　- ユヘside - ページ21

　
　
　
　
「ユヘ、あのね今日、図書室で勉強してから帰るね」



　
何となくだけど、

Aと先生の間に何かあったんだ

ってあの日から思うようになった


それが何なのかは分からないけど、

私はAとは帰らず1人で帰ることにした



　

　
ﾕﾍ
「あ･･傘忘れちゃった･･･」




　
今日の天気予報では雨模様と言っていたから

傘を持ってきてたんだった･･


学校から駅まで歩いて来たのにまた戻るのか･･


なんだかめんどくさい感じがした


学校で盗難が相次いでいたから

傘くらいいいやなんて思ったけど、

あの傘は買ったばっかりの新しいやつだから

勿体無いなんて思ってしまった


仕方なく私はまた学校へと戻ったのだ



　
　

　
「はぁ･･よかった。盗難されてなくて」






　
もう既にAと最後の会話してから１時間が経とうとしていた


図書室でまだ勉強してるのかな？

いや、もしかして彼氏が出来たとか･･？

何か隠してる気がする･･ｗ


教室に置いてある傘を手に取って、

私はそのまま帰らずこっそり図書室へ向かった




　


　
？「そういう事か･･」






　
階段の隣にある図書室

何やら廊下に誰かいるみたいだった

こっそり顔だけ出して覗いてみた




　
･･ナム先生？

どうして貴方がここにいるの？



それも図書室のドアの前で･･


ポケットから取り出すデジタルカメラ

そのカメラで図書室の中を撮っていた




　
　
　
ｳﾋｮﾝ
「ﾌﾌ･･･」





　
不気味な笑みを見せるナム先生の姿を見て、

思わず





「え。。。」




声を漏らしてしまった･･･

その瞬間

ナム先生と視線がぶつかった････


　
　
　

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