ホームルーム - Nam WooHyun -

絶対に許さない。負けない。 ページ15

　
　
　
　
　
次の日


時間だけが過ぎていった

昨日も帰ってからろくに勉強なんてしなかった


母が『勉強してるの？』

なんて聞いてきてカチンと来た


反抗なんてするつもりなんて無かったんだけど、

勉強しているのに勉強してるの？なんて聞かれて頭に来てしまった


今になってまだまだ未熟な自分を憎んだ



　
　
教室に入室すると

相変わらず賑やかで過ごしているクラスメイト

私は真っ先にユヘの元へと向かった



　
　
「ユヘ！おはよ〜」

ﾕﾍ
「････････あ、おはよ･･･」

「ユヘ？」




　
いつもなら飛びついてくる勢いで来るのに

なんだか今日のユヘは人が変わったみたいだ


顔を覗くと顔色が真っ青で

何処を見ているのか分からなかった


具合が悪いのかと思い、

背中を摩ってあげたがユヘは「大丈夫だから･･」

とだけ残して口を閉じた




　
　
「ユヘ･･なんかあったの？」

ﾕﾍ
「・・・・・・・」

「言えない事だ、よね？
それなら無理に聞かないよ」




　
ﾕﾍ
「A･････私、ナム先生に･･」




　
「ナムせんせ、い？」




　
　
　
ユヘから離れようとした時、

顔を上げて涙を流しながら言った


その瞬間、

全身に震えが走った

全身が一瞬で凍りつくような･･




　
　
　

ﾕﾍ
「助けて･･私、ナムせんせ、に･･」

「ナムせんせ、い？」

ﾕﾍ
「怖いよ･･もう、もう・・・・」





　
　
　
　
ユヘが言った時、頭に過ぎった

まさか、まさかのまさかだった


私、約束したよね？

ナム先生と賭けをする時、


『ユヘには手を出さない』って




　

「ユヘ･･ごめんね」

ﾕﾍ
「たいした事じゃ･･」

「ユヘが嫌な思いした事には変わりないから･･」




　
　
　
そう言って教室を後にした

向かう先はもちろんナム先生

大事な親友のユヘに傷つけた理由を聞きに


涙を流していた

ユヘが嫌な思いをしたには違いない

顔を真っ青にしてたから


ナム先生･･

私、もっと貴方の事嫌いになりました



　
　
　
　

都合の悪い先生→←さよなら？

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