ホームルーム - Nam WooHyun -

新学期 ページ1

　

　
　
　
高校３年生になった私ナム・A

　

ウキウキ、どきどきだった入学式から２年も経った

あっという間だった中学校生活だったが

ついに高校卒業まで後１年となった


楽しかった修学旅行も終え、新学期そうそう進学・就職と追い詰められている


　


　
ﾕﾍ
「もう決めた？将来のこと。。」



「決まるわけ無いよ・・決まってないのは私達だけなんでしょ？」



ﾕﾍ
「だとしたら相当ヤバイよね」



　
　
　


　
そんな真面目な事を考えていた昼休み


周りの生徒は有り得ないほど真面目に勉強している

お弁当を食べていても手を休めることなく

もくもくと勉強して、食べている


３年生はそんなはずじゃないと思っていたのに

現実だと未だに思えない


そんな重い空気の中に絶えられず

私達は廊下へと出た

　
　
　

　
　
　
『じゃあ、こっちの数はどうなる？』


『え・・』



　
　
　

　
講義室から聞こえてくる声


なんだか身体が拒否反応している・・

それだけは確実に分かった


聞こえて来たその1人の声だけ

はっきりと分かる


ナム先生・・


そうナム・ウヒョン先生

私達に数学を教えてくれる新人先生


もう分かるよね・・

私はナム先生が大ッ嫌いなの

　





　
　

ﾕﾍ
「この声ってナム先生じゃない？」



「あー！聞きたくない」


ﾕﾍ
「そんなに嫌い？」



「だってチャラいし、ナルシストだし。。」



ﾕﾍ
「でもナム先生人気だよね」



「そういう女子もいるよね・・でも私には理解出来ない。あの何処がいいの？」





　
　
　
　
教室も覗かずに、平然と通り過ぎるつもりだった

そうだったのに・・


身体が反射的に教室の中を覗いてしまった
　
生憎にも講義室の前を横切る時、ナム先生と視線がぶつかった




　
　

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