夢主死ネタ短編集＿＿壱【鬼滅の刃】

弐話 ページ4

次の日

Aは鬼になった。

鋭い爪に牙、何より、身体能力が爆発的に上がっている。

───これで後は殺されるだけ。

そしてAは那田蜘蛛山に向かった。

勿論、炭治郎の次の任務は鼓屋敷だが、鼓屋敷では、こっちが殺されてもおかしくない。

勿論、鼓の鬼に殺されれば、苦しいのはわかりきっている。

その分、累は鬼をそうそう殺さない。

それなら、炭治郎が来るまで死なないし、楽に死ねるはず。

それからもう一つ。

Aは血鬼術を使いたかった。

もし、血鬼術で自分で死ねるようになれば、炭治郎を待たなくてもいい。

その考えから、Aは鍛えた。

〜〜数ヶ月後〜〜

那田蜘蛛山に炭治郎がやってきた。

善逸や伊之助と一緒に。

炭治郎が来るまでに鬼舞辻無惨が山に来たりしたが気が熟すまで、鍛えて待っているとAは嘘をついた。

善逸「待ってくれ！！ちょっと待ってくれないか

怖いんだ！！目的地が近づいてきてとても怖い！！」

伊之助「なに座ってんだこいつ。気持ち悪い奴だな……」

善逸「お前に言われたくねーよ猪頭！！

気持ち悪くなんてない！！普通だ！！

俺は普通でお前らが異常だ！！」

───嗚呼、隊員が引っ張られていく。

隊員「アアアア！繋がっていた………俺にも！！

たすけてくれえ！！！」

───可哀想だけど私は何もできない。

炭治郎「………俺は…行く」

伊之助「俺が先に行く！！お前はガクガク震えながら後ろをついて来な！！

腹が減るぜ！！」

炭治郎「伊之助……」

善逸「腕が鳴るだろ……」ﾌﾟﾙﾌﾟﾙ

炭治郎達が、山に入って行く。

Aはそれを十分な間を開けてついていった。

───もしかしたら、善逸君にはバレてるかもな

炭治郎達は順調に母親役の鬼に近づいていった。

ザ ザ ザ

伊之助「こっちだ！！かなり近づいてるぜぇ！！」


炭治郎「伊之助！！」

伊之助「俺の方が先に気づいてた！！」

ザッ！

伊之助・炭治郎「！？」

キリ キリ キリ

伊之助「頸が無ェェェ！！

アイツ急所が無ェぞ！無いものは斬れねえ！！

どっ……はァ！？」

炭治郎「伊之助！」

伊之助「どうすんだどうすんだ」

炭治郎「落ち着け！！袈裟斬りにするんだ！！」

炭治郎と伊之助は二人で頸の無い鬼に勝った。

参話→←壱話

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す