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『善逸さんが倒し…
言い終える前に善逸から抱きつかれる律。
善「ごめんねまじごめんね?!?!女の子に戦わせて守ってもらうなんて俺は律ちゃんの旦那さん失格だよ…」
『いや、だから結婚はしないって…』
善逸を引き剥がしながら否定する。
(でも何だったんださっきの善逸は…
もしかして眠ると強くなるのか?)
色々考えたが律は考えるのをやめた。
『もういいや…行きましょう善逸さん。』
善「はいぃぃ!!一生付いて行きます!!!泣」
命を救ってもらったと思った善逸は目を輝かせながら律に付いていった。
その後は鬼に出会う事もなく善逸と駄弁りながら屋敷を歩いた。
善逸さんは元々黒髪だったこと
修行中に木の上に隠れていたら雷にうたれて金髪になったこと
善逸さんの話はどれも面白かった。
そのあと何度か屋敷の部屋がクルクルと変わる過程で私達は外に放り出された。
部屋が変わりそうな音がすると善逸が汚い高音を出しながら私に抱きついて来るのにはかなり困った。
今は私が炭次郎が心配だからと屋敷に戻ろうとするのを善逸が全力で止めに来ているところだ。
『離してください善逸さん!!!』
善「だめだめだめ!!!せっかく出られたのにまた戻るなんて愚行の極みですから?!?!それに律が行ったら律を守るために俺も行かなきゃいけなくなるし!!!」
たしかに善逸がいてくれないと自分で鬼と戦わなくてはいけない。しかし私がお館様から仰せつかった任務を放り出すわけには行かないのだ。
伊「鬼の気配だ!!鬼の気配がするぞ!!!猪突猛進!!猪突猛進!!!!!」
突然屋敷から嘴平伊之助が出てきて炭次郎の置いていった箱を斬ろうとした。
それを庇うように善逸が箱の前に立ち塞がった。
善「この箱に手出しはさせない!!!炭次郎の大事なものだ!!!」
先程は猪の被り物をした嘴平伊之助を見て化け物だと怖がっていたくせに…
伊「オイオイオイ!!何言ってんだ!!!その中には鬼がいるぞォわからねぇのか?」
『いや、実はその件なんですけど…
善「そんなこと最初から分かってる!!!!」
私が言い終わる前に善逸が言い放った。
気付いてたんだ…この箱の中身が鬼だと分かっていて尚炭次郎の大事なものだからと体を張って守ったの…?
信じたいから信じる。
それで騙されても彼は何度も人を信じる人。
今日いろんな話をして分かったこと。
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鮭大根になりたい - 不快に思わせてしまったらすみません。富岡ではなく冨岡だと思うのですが… (2020年5月17日 11時) (レス) id: 9a68fed22a (このIDを非表示/違反報告)
我妻善逸の許嫁 - 柱会議ではなく、柱合会議です怒 (2019年9月12日 16時) (レス) id: af0233cc60 (このIDを非表示/違反報告)
我妻善逸の許嫁 - 鬼滅隊じゃなく鬼殺隊です。怒。 (2019年9月12日 16時) (レス) id: af0233cc60 (このIDを非表示/違反報告)
ゴリラ系女子 - 炭次郎じゃなくて炭治郎ですよ! (2019年9月8日 19時) (レス) id: 77961f5a40 (このIDを非表示/違反報告)
枝豆 - 炭治郎の名前が「炭次郎」になってますよ! (2019年9月1日 18時) (レス) id: d20d94dd05 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:芹なずな | 作成日時:2019年7月8日 23時