中原補佐官は政略結婚ですけど何か【文スト】

夫婦の朝 ページ28

だ、だめだだめだ





落ち着け、私！






私が起きてから1時間後の6時






ゴトゴトと音が聞こえる







あれは紛うことなき






中也さんの起きた音





私はわざと寝室に背を向ける形で







台所に立ち、朝食の準備をする









しかし、、


立ちっぱなしだと腰が痛い、、、








じんわりと痛む度





昨日の行為の激しさを物語っている








私はそれを思い出す度赤面する








ガチャと扉の開く音を







ベーコンを焼く音で
聞こえなかったふりをする








鼓動は早まっていく









「のわっ！！？」







お腹に回る手と







首をさわさわと触る髪がくすぐったい








「中也さん！？」






「ん、、、おはよ」







目がトロンとしている彼が見える








「お、はようございます、、、」







さりげなく目をそらすと







彼はあくびをしながら






洗面所へと向かっていった









「なんだ、、、今の」








朝食を前にもぐもぐと食べる私たち









やっと目が覚めてきたようで






いつもかっこよさが戻ってくる









しかし、、、








世の奥様方はすごいな、、、







次の朝、普通に旦那に接することが



出来るなんて







私は今でもドギマギしている









「あ、醤油、、、｣





中也さんが醤油をキョロキョロと探す






私はハッとした






「あ、取ってきますね」





「わりぃな、、、」





私はすっと立ち上がろうとした






すると





鈍い痛みが腰を駆ける







「あ、、、痛」







腰を無意識にさする








中也さんは




パンを口に入れようとして





その格好のままフリーズした









「い、痛むか、、、？」





「ええ、でも大丈夫です」






中也さんは明らかに心配そうな顔になる







「わ、わりぃ、、、



その、昨日のだよな？」







「き、きの！！？？／／／／



ち、ちがいま、、、せんけど！！／／




いや、あのー、その／／」






だ、だめだ




呂律が回らないぃぃ！！





恥ずかしすぎる！







「ごめん、

俺が注意すべきだった








次は








優しくするから、、、」







「な、つ、つつつ次！？！｣









だめだ






これじゃ子供の前に






私の心がま持たない

終わり ログインすれば
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