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首を長くして ページ23

、、、





これは






大変な状況かな、、、?







私と中原幹部の前には





にっこりと微笑むボスがいた







事態は遡ること数分前








コンコン







「はい」






中原幹部と私は





いつもの席で書類整理をしていた







そこにノックが聞こえ





私が扉を開けた







「ボ、ボス!?」







私の言葉に中原幹部も飛び起きた






「やぁ、邪魔するよ」





そこには






ボスがいつもの笑みを浮かべて立っていた





そして今に至る







ボス自ら足を運ぶなんて




何事、、、?






私は掌がじんわりと汗ばむのを感じた







「2人に聞きたいことがあってね」





ソファに座るボスは





たちすくむ私たちを見上げた





「なんでしょう」






私はちらりと中原幹部を見た





髪がかかっていて顔色を伺えない









「二人とも結婚して何ヶ月経った?」






「「へ?」」







あまりに予想外すぎて





私達は同時に間抜けな声を出した







するとボスはキョトンとし、




一寸して笑った








「そんなに怯えなくていいよ」






ボスの言葉に私はほっとした






中原幹部の声色がさっきより



明るくなり、答える







「8ヶ月ですが」







ちゃんと覚えててくれたんだ




と私は少し嬉しくなる








「そうだね、8ヶ月だ






そこで









子供はまだかい?」









「っえ」








今度は私だけ驚きの声を上げた







中原幹部ははぁと息を吐いた








「貴方がその質問をした時点で

なんとなくそう来るとは思いましたよ」






ボスはふふ、と笑って



私を見た







じっと体を見られ



少し怖気付いてしまう








「ふむ、、、




なるほどね」






「な、なんでしょう?」






私の言葉にボスは微笑んだ







「秘密だ」







そしてボスは何も発しない






私に目配せをして





中原幹部を見る








、、、聞け、ということか






私が姐さんにぼやいていたのを



聞かれたのかもしれない






そう思って私は





中原幹部の方を見た







「中原幹部、、、?」






ぱっと私の方を見ると






「なんだ?」





じっとその瞳に見つめられる







私は一瞬目を逸らした






その瞳に見つめられるのは苦手だ





恥ずかしくなるから



「、、、中原幹部は



子供欲しいですか、、、?」

貴方の意見を→←姿を気にせず



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あまね(プロフ) - かんけつ (11月6日 13時) (レス) @page28 id: 2b125e9969 (このIDを非表示/違反報告)
Mela(プロフ) - keyさん» ありがとうございます! (2021年10月3日 23時) (レス) id: 60b96a4b29 (このIDを非表示/違反報告)
key - いつも楽しませてもらってます。 (2021年8月10日 10時) (レス) id: 007fbd0124 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:Mela | 作成日時:2019年10月13日 21時

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