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不憫な距離感 ページ15

「つまり、俺は服を着たまま

入ればいいと?」



「そうです、務めて体を見ないようにです」







ということで私達は脱衣所にいる






脱ぐことはなんとか自分で出来るため




今は奮闘しながら脱いでいる





その間中原幹部は後ろを向いておく




そして私が中の椅子に座ったら






「い、いいですよ」





と返事をする





そこで初めて中原幹部がこっちむく






いざとなると恥ずかしい





だ、ダメだ







羞恥心は捨てるんだ!





「、、、いくぞ」




「っはい」





お、思ったよりも近くで声が聞こえる







ゆっくりと頭にお湯がかかる






「ふっ、、、」





なんだかこしょばゆい






泡立てたシャンプーが髪に乗る





そこをマッサージするように




中原幹部の手が動く






な、なんだか生々しい





どうにか頭が終わり





中原幹部がボディーソープを



布に乗せようとした





「あ! 」




「っなんだ!いきなり声を上げるな! 」






私は振り返って言った






「あの、その



布で洗うと痛いので、、、



その





手でお願いします、、、」





こ、こんなに恥ずかしいことはない






中原幹部も意味を理解し赤くなっている






「あ、ああ、、、」






こればかりは仕方ない





私は昔から肌が弱いんだ





すっと中原幹部の手が




背中から首を行ったり来たりする






「ふ、、、ん、、」



こ、声が漏れる!!




「あとは自分で頼む


俺は後ろを向いてるから」





「はい、、、」







私は自分でどうにかして





なんとか一通り終わった






背中以外はどうにか自分でふいて





あとは服を着るだけ





中原幹部は何かあったら呼べ



と言って出ていってしまった






「、、、あ」






しまった






私は唯一厄介なやつがいた事を思い出した






とりあえず他のショーツ、タンパンなどは履き





「、、、どうしよう」






私は手に乗るブラジャーを見た





仕方なく






「な、中原幹部!」





と呼ぶと直ぐに足音が聞こえる






「開けるぞ」




私はハッとして



背中を向ける






「どうした?」




「その、、、




し、下着を



着けて頂けませんか、、、」





私が振り返って聞くと




中原幹部は赤面した






「あ、あぁ


そうだな、、、」





ゆっくりと下着を宛てがい



ホックをつける






こんな生活





続けていけるだろうか

織田作之助という男→←不便な体



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あまね(プロフ) - かんけつ (11月6日 13時) (レス) @page28 id: 2b125e9969 (このIDを非表示/違反報告)
Mela(プロフ) - keyさん» ありがとうございます! (2021年10月3日 23時) (レス) id: 60b96a4b29 (このIDを非表示/違反報告)
key - いつも楽しませてもらってます。 (2021年8月10日 10時) (レス) id: 007fbd0124 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:Mela | 作成日時:2019年10月13日 21時

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