狗巻棘くんは私と結婚する運命 弐【呪術廻戦】

肆拾玖話 駆け引き ページ5

「っおかか！！！！」



ガタン！と大きな音を立てて棘くんは立ち上がる





「私達姉妹なの




だから浅葱だろうが私だろうが同じでしょ？






狗巻くんは浅葱のどこがいいの？





顔？体？呪術？






それなら私も同じもの持ってるよ？」





まるで本当に理解が出来ないかのように萌黄は棘くんに語りかけた






棘くんは怒りを顕にしている









「おかか！！



おかかおかか！！！」








萌黄はう〜ん、と唸る









「私でもいいじゃない





どうして忌み子の方を選ぶの？」







棘くんの怒りが最頂点に達したようで





ジッと襟のジッパーを勢いよく下げる





呪言を使う気だ



「棘くん！！ダメ！！！」






私の制止に棘くんの手がピタリと止まる






「、、、浅葱、


私はあんたより上だと証明してみせる」






萌黄の声は低く、くぐもっていて





辛うじて聞こえる程度だった





＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿



「まさかの棘狙い、、、か」





真希の言葉に皆黙りこくった







「浅葱は棘との婚約によって




高専に来て、御堂家を離れた





御堂家が壊滅状態の今




1番厄介なのは高専だ




棘と婚約している限り





卒業まで高専を離れられないのは目に見えているから棘と離す



つまり高専と離すという算段だろう」




五条先生の言葉は重くのしかかる






今萌黄は身体測定ということで



硝子さんの元にいる





その間私達は作戦会議をしていた






だがこればかりは私たちの揺るぎない絆が鍵となる









そこに1本の電話






「はい」





五条先生のスマホで五条先生は会話を始める








「、、、はい」







五条先生が電話を切ると





五条先生は私たちを見る








「、、、任務だ





群馬県にある廃病院付近で呪霊の被害が相次いでいるらしい





行ってもらうのは、、、







棘、浅葱、、、









そして萌黄だ」






これは、、、







罠なのだろうか





＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿


この小説を見ている友達に


「肆拾漆話から主人公が普通に話せるのなんで？｣




と聞かれまして、、、




姉神家で静御前出てきた際に呪縛が解けたことになっています




多分静御前が主人公の体使って話すために1度解いてまだ呪縛を掛け直していない状態です




なのでまた呪縛かかるかも、、、！？

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