拾陸話 初任務�� ページ17
「陰陽師、、、」
「陰陽師がいたのは平安時代
そろそろその封印がとけ始めているようです」
私は自分の二の腕をさすった
なんだが背筋が舐められたかのようにゾクリとする
「その呪石は西岡高校の呪物でして
ランクは3級に当てはまります」
3級という言葉に私はすこし安堵する
でも
「あくまで’封印されていた時’は、ですが」
「え、、、
じゃあ封印が解けたら、、、？」
私の言葉に伊地知さんは首を横に振る
「その封印が解けたことはかつて無く
正直封印が解けた際の階級は未知数です」
初任務がこれ、、、、
棘くんは準一級
私は2級
無傷で帰れるとは思えない
「見えました」
伊地知さんの声にビクリとする
そっと顔を上げると
千葉県立西岡高等学校の文字
車から降りて
私と棘くんは校内へ入る
「今日日曜日だから人いないね」
「しゃけ」
棘くんが同意して
校舎を一周する
「、、、ツナ」
「棘く、っきゃ」
棘くんに腕を引っ張られ
私は小さく悲鳴をあげる
が、その悲鳴も棘くんに口を抑えられたため途中で止まる
「棘く、、、」
「しっ」
私が声を出そうとすると棘くんは静かにするようジェスチャー
、、、てか
この体勢、、、
私の体は棘くんに抱き抱えられるようにされている
バックハグ状態である
「ツナ」
見て、と声をかけられて
物陰から顔を出す
「っ！！」
さっきまで恥ずかしさで火照っていた体が一気に冷める
そこには目がなく、口には大きな牙
そして6本の腕を持つ呪霊が
その見た目に私の鼓動は早鐘を打つ
(私が知っている呪霊とは桁違い、、、)
「ﾄﾞｺ、、、ﾀﾞ
ﾁｶﾗ、ﾎｼｲ、、、」
喋ってる、、、、
確か喋れる呪霊は階級が高いんだっけ
私たちが観察していると
その呪霊はブツブツと何か言いながら奥へ去る
やっと棘くんから開放された私の手は
先程の呪霊に怯えて小さく震えている
「ツナツナ」
棘くんの声に私はビクリと体を揺らして
手を隠す
震えてるなんて、恥ずかしい
「何？」
棘くんは指をさしている
その指の先に土から頭を出したツボが
そっと土を払うと
「封」の文字
、、、これだ
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no name(プロフ) - 棘くん大好きなので、読み始めました！！金、、なんて読むんでしょうか？笑ふくろうって打つと出るのですが、きんふくろう、で良いのでしょうか！これからお話読むのがとてつもなく楽しみです(◍•ᴗ•◍) (2022年1月23日 13時) (
レス) @page3 id: c1b74ddf5a (このIDを非表示/違反報告)
Mela(プロフ) - アメジストさん» けっこう展開が変わってくると思います！！そして続編に移行するので続編でもコメントお待ちしております！！^^* (2021年6月26日 23時) (レス) id: 60b96a4b29 (このIDを非表示/違反報告)
アメジスト - Melaさん» まじですか？！今後の展開が楽しみすぎる、、。( *´艸｀) (2021年6月25日 13時) (レス) id: 1cb5d31422 (このIDを非表示/違反報告)
Mela(プロフ) - アメジストさん» 嫁確っすね、、、今後の展開に入れていきたいですね、、、！ (2021年6月24日 22時) (レス) id: 60b96a4b29 (このIDを非表示/違反報告)
アメジスト - Melaさん» 萌え萌えですね、、。嫁確ですやん、、。。( *´艸｀) (2021年6月24日 11時) (レス) id: 1cb5d31422 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：Mela | 作成日時：2021年5月4日 1時
