story_39(your side) ページ40
こんなことがあっていいものだろうか。
わかっていても手を引かれ、どこに向かうのかもわからず、ふらふらとついて行く。
……稜雅。
そう頭で鳴り響く懐かしいあなたの名前。
さっきまで祐基の温もりでいっぱいにされていた体を冷たい冬の風が一気に冷やす。
ただひとつ、稜雅と繋がった腕の一部分だけがものすごく温かい。
┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈
木造でできたオシャレなカフェの前で稜雅は足を止めた。
稜「…ここで、、いい?」
入るのかな…
『は!、はい…』
咄嗟に出した返事は見事に裏返る。
稜「なんで敬語なんだよ(笑)」
そう言って彼は微笑む。
そう…それ。私が大好きだった笑顔。
彼は掴んでいた私の腕を離し、今度はそっと優しく私の手を握った。
そして、また私の大好きな笑顔で微笑む。
かっこよくてスタイルのいい彼はこのカフェがとてもよく似合う。
慣れた足取りで店へと入り、
「2名で。」
素敵な声で定員にそう言う。
…だめだ。
どうしようもなく好きが溢れる。
……バカ。
ほんとにバカ。
何考えてんの、私。
291人がお気に入り
この作品を見ている人にオススメ
「オリジナル」関連の作品
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
かいら(プロフ) - はーーーーーい 楽しみに待ってますっ (2018年5月9日 22時) (レス) id: f9d0a6bd90 (このIDを非表示/違反報告)
いのり(プロフ) - かいらさん» そんなことおっしゃって頂けて本当に嬉しいです…!!!外出中でしたが思いっきりニヤけてしまいました(汗)頑張って更新致しますので気長に待っていて頂けると嬉しいです(*^^*) (2018年5月9日 22時) (レス) id: 20b91bff00 (このIDを非表示/違反報告)
かいら(プロフ) - リョウガーーーー大好き!すごい面白かったです!更新待ってます! (2018年5月8日 16時) (レス) id: f9d0a6bd90 (このIDを非表示/違反報告)
いのり(プロフ) - ネオンガールさん» 大丈夫ですよ◎ (2017年11月16日 23時) (レス) id: 20b91bff00 (このIDを非表示/違反報告)
ネオンガール(プロフ) - いのりさん» それなです笑お疲れ様です〜(^^)/あの、いのりさん、ボード行ってもいいですか? (2017年11月16日 21時) (レス) id: 83838dd1ba (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:いのり | 作成日時:2017年11月12日 12時