【ヒプマイ】ラッパー達と声のない少女のお話

そんなもの＝銃兎side＝ ページ11

＝銃兎side＝

部屋の中にいた佐伯の実子だと思われる子供が、佐伯の人質にとられる。

さて、どう動くか。

両脇にいる2人にチラリと目をやる。

左馬刻はゴミを見るような目で佐伯を睨んでおり、理鶯はいつもと変わらぬ顔で少し身を構えている。

子供は……怯えてはいるようだが、声を出さない。いや、出せないといった感じか？

暫く向かい合っていたが、佐伯が口を開く。

佐伯「あんたらの目的はなんだ？金か？地位か？！そんなもんいくらでもやるから！み、見逃してくれ！！このガキもやる！！言えばこいつは働く！だから………っ！？」

左馬刻「……んなよ」

佐伯「…へ？」

左馬刻「っざけんじゃねぇ！！金だ地位だぁ？！ンなもんなぁ！！」

今にも佐伯に殴り掛かりそうな左馬刻を、理鶯が羽交い締めにする。

銃兎「はぁ…左馬刻言う通りです。私たちはそんなものが欲しくて来たのではありません。欲しいのは貴方の身柄ひとつです。」

理鶯のお手柄→←出逢い

ラッキーパーソン(？)

神宮寺寂雷に似てる人

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