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ただ車に乗り込むだけの一歩も、その先に薮くんが待ってるって考えたら不思議と幸せな気分で踏み出せる
おはよう
車に乗り込んですぐにそう声に出すと各々の行動をしていたメンバーが同じ言葉を返してくれて、その声を聞きながら空いていた山ちゃんの隣に腰を下ろす
残念なことに薮くんの隣にはもう知念がいて、楽しそうに話していたから流石に邪魔できなくて座った席
隣の席の山ちゃんが裕翔も？なんて意味ありげに聞いてきて、何が？と返す
わかっている質問の意味を、わかっていないふりをする
心の中ではわかっているから、現実として知りたくなくて、
そ通知を知らせた携帯をひらけば薮ちゃんのこと、好き？なんてメッセージを送ってきた山ちゃんにまたメンバーだもん、好きだよ？なんてごまかして返す
『そうじゃなくて、恋愛的な意味で』
そんな俺のごまかしは一切通用しないみたいでズバリと聞いてきたやまちゃんからのメッセージを見てスマホを閉じる
そんな俺を見た山ちゃんに対してこくりと頷けばやっぱり、なんて小さく呟く
山ちゃんも、他のみんなもきっと、俺と同じように薮ちゃんに恋をしている
気づいてはいたけど、確信ではなかったそれが確信に変わった
この恋だけは、諦めたくない
だけど、ライバルがメンバーだから
少しだけ、複雑な気がする。
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青空の青さ(プロフ) - セロリさん» コメントありがとうございます！自分もセロリさんの作品が大好きです！更新頑張ってください！ (2019年8月26日 19時) (
レス) id: bb7f50e238 (このIDを非表示/違反報告)
セロリ(プロフ) - この作品好きなので更新頑張ってください！ (2019年8月26日 0時) (レス) id: ace282198d (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：青空の青さ | 作成日時：2019年7月9日 2時
