スカッとじゃんぷ

将来を貶す友人 ページ1

本日のメンバー
→伊野尾慧









you side



A「よし、っ…」







12月になってやっと、進路を決めた。


中学に入ってこんなに悩んだこと無かったのになぁ……









「あ、やっと決めたの？」



「有美ちゃん…、うん。」









このクラスになって出来た友達の有美ちゃん。



正直、私はこの子のことが好きになれない。









物を貸してもお礼を言ってくれない。

私の考えを横取りする。



私の好きな彼に、…色目を使ってる。







私が、彼のことを好きだと知っていて。だから余計たちが悪い。









今日もまた、有美ちゃんには色々言われてしまった。








「なぁーんだ、こんな高校行くの？」




「へ…？」



「ここ、私のとこより偏差値低いよ？笑」









なにそのアピール…



私だって真剣に考えたのに……、









「んー？Aやっと決めたのー？」



「慧ちゃん、」









突然現れて、にこっと話しかけてきてくれたのは





1年からずっと同じクラスの伊野尾慧。慧ちゃんだった。

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