今日:2 hit、昨日:0 hit、合計:1,318 hit
小｜中｜大
2 ページ2
.
中学に進学すると共に、なーくんはこの街から居なくなってしまった。
いや、もっと厳密に言えば卒業式が終わって、君と別れた1時間後。
最初は信じられなかった。
さっきまで笑顔で私と会話してくれた君がもう近くにいないって。
窓から春の始まりを感じさせる少し冷たく穏やかな風が部屋へと入ってくる。
カーテンを閉めているため春の昼間なのにも関わらず部屋は薄暗い。
私は一人、毛布に潜って啜り泣きながら彼がくれた手作りのうさぎの小さなぬいぐるみを抱きしめた。
『なぁく、ッ………、私のとなり、居てくれるんじゃなかった、ッ……？
どこが駄目、だったかなぁ……！！ちゃんとごめんなさいしたかった…、』
目からは次々と涙が溢れ出てきて、シーツをどんどんと濡らして行く。
絶対に、開けとくから。
迎えに来てよね、私だけが約束守るんじゃなくて、君も。
.
続く (更新停止中)
お気に入り登録で更新通知を受け取ろう
←1
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 30人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「すとぷり」関連の作品
設定タグ：すとぷり
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
yuzuha☆(プロフ) - 今読んでみましたけど、このお話私好きです！これからも頑張ってください!! (2021年12月10日 6時) (
レス) @page2 id: 6ccd0f4472 (このIDを非表示/違反報告)
あまね - 始まり方、凄くいいですね〜！続きも楽しみにしています (2021年11月15日 18時) (レス) id: 85362d7a8a (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：ゆぅ | 作成日時：2021年10月13日 23時
