ぴ た ご ら は う す ！2

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「起きた？」

「ん、起きたよ、ね？大ちゃん」

「ぱぁぱ……らぁちゃ、おっき………」



一生懸命目をしょぼしょぼさせながら起きようとする姿があまりにも愛らしくて二人で顔を見あわせてくすりと笑う。


まだうとうと船を漕ぐ息子を抱き抱えて洗面所まで向かい、ぱぱっと朝の支度を済ませる。


いつもより少し早い時間のおはように中々目が覚めないだいちゃん。


ごめんねと思いつつ、今日は家族三人での旅行だからちょっとだけ頑張ってもらおう。



「お茶は？ベビーカーとあとあれ…」

「帽子にお菓子、毛布も全部入れたよ」



忘れ物がないかだけもう一度確認する。



「だいちゃーん、おいで〜」

「まぁ……」



とたとたと歩いてくるだいちゃんを抱っこして車まで移動する。



「んじゃ、出すよ？」

「うん、お願いしまーす」



ひかるの運転、俺は助手席、だいちゃんはチャイルドシート。


走り出して後ろを振り返ると、大好きなぬいぐるみと既に寝ている息子についつい笑ってしまう。


こっそりとスマホのカメラに収めると、中々かわいく取れたので自画自賛。


やっぱりモデルさんがかわいいからね。


着いたらきっと楽しいよだいちゃん。









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