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「なんか……あんまり覚えてないけどさぁ、ダーちゃん？だっけなぁ…かわいい女の子だった気がするんだよなぁ」
「ふーん？」
「あ、興味ねぇな？」
目の前の二人ほんとに俺の話に興味無いな、聞いてた？
「や、そのダーちゃん？って子？今どうしてんの？」
「さあ？」
「知らねぇのかよ」
「はは、案外近くにいたりして(笑)」
「どこの漫画だよ(笑)」
ていうかそもそも、名前的に女の子かな〜って思っただけで性別もはっきりとは覚えていない。
我ながら薄情なもんだ。
くるっとした瞳で人懐っこくて、太陽みたいな笑顔で子犬みたいに元気だったような気がする。
多分だけど。
「何の話？」
「うわ！なにもう！」
「お、おつかれ〜」
「おつかれ大ちゃん」
「やっほ、お疲れ様」
「んで何の話？」
ぐいぐいと俺の隣に容赦なく座るこの男は有岡大貴。
この男も大学からの付き合いである。
「いのちゃんの婚約者の話」
「え！いのちゃん婚約者さんいんの！？」
「え、や、まぁ、うん……うん？」
「俺差し置いて？？？！！」
「うん？？？」
やーだー！とぐりぐり俺に抱きつく大ちゃん。
痛い。
何が嫌なのかも分からないし、成人男性のこの絡みは如何なものかと思うし、何よりも痛い。
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すいのん(プロフ) - ゆ ｡さん» とてもとても嬉しいお言葉ありがとうございます！励みになります(;_;) (2023年4月5日 0時) (
レス) @page29 id: 2a4d715210 (このIDを非表示/違反報告)
ゆ ｡(プロフ) - 数少ないjgin小説ありがとうございます。主様の書き方がすごく好きで何回も見させていただいています！！ (2023年3月30日 18時) (レス) id: 132d25980b (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：すいのん | 作成日時：2020年12月31日 0時
