Merry me! ar×in ページ18
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『〜〜〜……Merry Me!』
そのセリフでハッと目が覚める。
今日は日曜日。
お昼前に起きて、ジャージに着替え、昨日寝てしまって食べれなかったコンビニ弁当をレンジで温めて、その後ゆるゆると溜めていた家事をしていたはずだった。
「………あぁ」
そうだ、思い出した。
洗濯物を畳みながら会社で勧められた映画を見ていたんだった。
これ凄くいいんだって興奮気味にオススメされた洋画。
連日の疲れと午後の暖かい日差しと取り込んだばかりの太陽の温もりや匂いを感じる洗濯物に囲まれていつの間にか眠ってしまっていたみたいだ。
「うわ、もうこんな時間………」
せっかくの日曜日になんだか勿体ないことをしたと思いつつも、幾分かスッキリした頭でどうしようかと考える。
とりあえずは洗濯物だけでも畳んでしまおう。
それから、夜ご飯は何があっただろうか。
さっきの映画に出てきたパスタ、美味しそうだったからそれにしようかなと献立を練り始める。
それにしても、あんないいシーンまで寝落ちするなんて、オススメしてくれたあいつに顔向けできないなぁ。
メリーミー、ね。
記憶の奥深くで小さな子の声で再生される音がした。
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すいのん(プロフ) - ゆ 。さん» とてもとても嬉しいお言葉ありがとうございます!励みになります(;_;) (2023年4月5日 0時) (レス) @page29 id: 2a4d715210 (このIDを非表示/違反報告)
ゆ 。(プロフ) - 数少ないjgin小説ありがとうございます。主様の書き方がすごく好きで何回も見させていただいています!! (2023年3月30日 18時) (レス) id: 132d25980b (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:すいのん | 作成日時:2020年12月31日 0時