大切な仲間と共に ９

397話 ページ16

知念side

圭人のところへゆーてぃーがかけよってくれる。


中｢……ちぃちゃん！！どうしよっ……｣


知｢どうしたの？？？｣


中｢両方の手のひらやけどみたいになってる……｣


知｢え！？なんで！？｣


たしかによく見ると赤くなって皮膚がただれている。


知｢……植物が、やられたからかもしれない……ゆーてぃー……圭人お願い。｣


中｢！？ちぃちゃん！？｣


知｢僕が……僕が涼介をとめる。｣


岡｢俺っ……手……だけだから、……大、丈夫……だよ？｣


知｢圭人までいなくなったら僕もう暴れちゃうよ……笑｣


岡｢！？｣


知｢だから圭人は休んでて？ゆーてぃーも圭人のことお願い。｣


中｢ちぃちゃん……無茶はダメだよ？｣


知｢わかってる。｣


僕は涼介にむかって歩いていった。


知｢涼介……｣


こっちをすごく睨んでくる。どうして涼介だけこんなに操られてるの……？


知｢涼介！僕のこと、わからないの！？お願い。思い出してよっ！！｣


山｢……！？うぐっ……！｣


知｢涼介！！｣


涼介が頭を抱えてしゃがみ込んだ。すぐさま助けに行こうとしたんだけど


山｢近寄らないで！！！お願い！！もうこれいじょう俺の大切な仲間を殺さないで……！｣





……まって。涼介は今どんな風景をみてるの？





僕達が敵に見える能力をかけられているのかもしれない。


だだだだだだっ！！！


中｢ちぃちゃん！！危ないよ！！｣


ゆーてぃーの言葉なんて無視してかけていった。



知｢りょおおおすけぇええええ！！！｣



がばっ！


涼介にのってやった←


山｢はなしてっ！！もう充分あげたでしょ！！｣


知｢涼介！！こっちむいて！！涼介！｣


涼介はびくっとしてこちらをむいた。


優しく抱えてあげる。


僕こんながらじゃないけど涼介







……たすけるからね。


知｢涼介？何に怯えてるの？ここには僕とゆーてぃー、圭人しかいないよ？｣


山｢ﾊｧﾊｧ｣


知｢大丈夫。ねぇ涼介？怖くないよ……？｣


僕は目を光らせた。いわゆる吸血鬼の感じになった。


知｢……少し、痛むけど、ごめんね？｣


ガブッ


涼介に噛み付いてから一気に悪いものを吐き出す。


……？これって……


知｢……ぷはっ！！……ﾊｧﾊｧゆーてぃーっ……涼介の首元みてくれない！？｣


中｢えっ！？わかった！！｣

398話→←396話

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す