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ついたそこは校長室だった。
彼女はそこで変な言葉を発した。その言葉で扉は開き、中から「来たようじゃのう」というのんきな声が聞こえた。彼女が黙って中に入ったので、ハリーもそうした。
「ハリー、よう来た。まずはこれを舐め、そしてここに掛けるがよい」
ダンブルドアは「鼻が痒くなる飴」と書かれた淡いピンク色の包みでおおわれている小さいキャンディーをハリーに渡し、それから柔らかそうなソファを指差した。
そしてAにも「君も座るがよい」と笑顔を向けた。
「先生、なぜここに僕を――？」
「なに、春の陽射しのようにきらきらしている君たちの青春の邪魔はせんよ。ミス・ワトソンがハリー、君にちゃんと
ニッコリして、「後は君たちの自由じゃ」と言い残し、校長室を出ていった。ダンブルドアが私用(しかも生徒同士の話し合い)で協力的になるなんて、とビックリしていたハリーだったが、彼女がハリーを見詰めてきたのでハリーも見詰めかえした。
「僕がどうして男装なんてしてるのかわかる？」
「……ダンブルドアに言われたから？」
すこし間があいた。ハリーの心臓は緊張しているのか、どくどくと速い鼓動の音でいっぱいだった。
「残念。不正解」
Aはニッコリと笑った。その笑顔は前のようなさらりとした笑みではなく、……無邪気な少年のようだ、とハリーは思った。
「正解は、隠すため」
「えっ？」
―――
ハリーが胸の奥から思い出したのは、懐かしい記憶。今でも鮮明な記憶として覚えている。
まだ彼女が少女であった、あのときの。
「これ、しまってくれる？」
「あ、うん、わかった」
カチャカチャと音をたてて、ガラスの皿を片付けた。
「ハリーは生き物とか植物、好き？」
急にどうしたんだろう、と考え込んだハリー。そんな彼を、彼女はさらりとした笑みを含んで見詰める。
「……好きなものもあるよ」
「わたしはね、生き物はあまり好きになれないけど」「花は好きなの」
―――
隠したい？
何をだろう、とハリーは考えた。
「君を想う気持ちをだよ、ハリー」
「どういうこと？」
- 金 運: ★☆☆☆☆
- 恋愛運: ★★★☆☆
- 健康運: ★★★★★
- 全体運: ★★★☆☆
ラッキーアイテム
ハリーのメガネ
ラッキーカラー
あずきいろ
おみくじ
おみくじ結果は「末凶」でした！
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棗野 ｡(プロフ) - feat.もうしら寝さん» 返信が遅れてしまい申し訳ございません！ リクエストありがとうございます、早急に作りますね！ (2016年1月24日 22時) (
レス) id: 2e90d9dd81 (このIDを非表示/違反報告)
feat.もうしら寝 - ありがとうございます!リクエストでいろいろこまかいんですけど「ダーズリー家に夢主の猫が迷いこむ」→「許可をとり探しに来た夢主にハリーが一目惚れ」→「ハリーと同学年のグリフィンドール生であることが判明」→「いろいろあってハッピーエンド」という話を。 (2015年12月29日 16時) (レス) id: d5ada5d17a (このIDを非表示/違反報告)
棗野 ｡(プロフ) - feat.もうしら寝さん» いえいえ、こちらこそ！ もちろんですよ、リクエスト待っています！ (2015年12月23日 16時) (レス) id: 2e90d9dd81 (このIDを非表示/違反報告)
feat.もうしら寝 - ありがとうございます！ またリクエストしていいですか？ (2015年12月22日 14時) (レス) id: 506c16022b (このIDを非表示/違反報告)
棗野 ｡(プロフ) - feat．もうしら寝さん» ごめんなさい！ 誤字がありました、わざわざ、です！ 意味不明なこと返信してしまい申し訳ありません……(*_*; (2015年12月20日 23時) (レス) id: 2e90d9dd81 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：棗野 ｡ | 作成日時：2015年8月8日 22時
