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一日って意外と長い。
だけど夜は、そんなに待たなくともくるもの。
夕食後、談話室に戻ろうとする階段で授業の内容を頭のなかで整理していた。
「今日の宿題なんだっけ？」
「水中人についてまとめのレポートよ」
珍しくハーマイオニーが答えてくれたのでビックリしてにやついていると、ハリーが後ろから来て、「何を話しているの？」とささやいてきた。
あまりに急だったので鳥肌がたち、赤面する。そんな私を見て、ハリーは笑う。
自分が笑われているわけだけど、笑顔が見れたので許そう。
忘れてはいけない。今日ハリーに、言わなくてはいけない言葉を。
「ハリーっ、」できるだけ小さく、でも聴こえるような声で。
「今日、あなたの部屋に行ってもいいっ？」
ハリーはすこし驚いたあと、すぐにうんと返事をした。
ああ、言えた。だめよ、緊張はこれから。
宿題が終わってから、髪や唇など、身だしなみを整えた上で男子寮への階段をひとつ、それからまたひとつと上がっていった。
緊張はしてる。顔だって赤いに決まってる。
だけどやっぱりやめようとか、そんなことは、考えてない。
これは決めたことだから。自分でそうしようと決めたことだから。
ドアをノックしたら数秒後にどうぞと聴こえたので、重い気持ちでドアを開けた。
「あ……ハリー、ごめんなさい、こんな時間に。ロンたちは？」
「全然大丈夫だよ。ロンたちトイレから帰ってこないんだよ。道に迷ってるんじゃないかな……」
そんなことはないと思う……。きっと私が告白するんだと思って、空気を読んでくれたに違いない。
ロンたちはわかっているのに、ハリーは鈍感だ。そんなところまで愛おしいと思うのは仕方のないことだと思う。
「それで、どうしたの？」
「よく聞いてね」
え、とハリーがベッドに座ったまま私を見る。
「ハリーのこと、ずっと見てた。入学したときも、問題を起こしたときも、元気がないときも、クィディッチをしているときも」息を吸い込み、ハリーの瞳をとらえる。
「あなたが、好きだから」
なんだか情けない気持ちでいっぱいだった。涙がでそうだったが堪え、ハリーを見た。
「僕……気付かなかった」
「普通は気付かない」
「君のこと、好きなのに。気付かなかった」
「え……どういうこと？」
「だから、こういうこと」
ハリーの腕が私の首を絡めとり、近くなった距離。そこから一気にハリーの唇が、近付く。
はじめてのキスは長かった。息ができないほどに。
- 金 運: ★☆☆☆☆
- 恋愛運: ★★★☆☆
- 健康運: ★★★★★
- 全体運: ★★★☆☆
ラッキーアイテム
ハリーのメガネ
ラッキーカラー
あずきいろ
おみくじ
おみくじ結果は「末凶」でした！
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棗野 ｡(プロフ) - feat.もうしら寝さん» 返信が遅れてしまい申し訳ございません！ リクエストありがとうございます、早急に作りますね！ (2016年1月24日 22時) (
レス) id: 2e90d9dd81 (このIDを非表示/違反報告)
feat.もうしら寝 - ありがとうございます!リクエストでいろいろこまかいんですけど「ダーズリー家に夢主の猫が迷いこむ」→「許可をとり探しに来た夢主にハリーが一目惚れ」→「ハリーと同学年のグリフィンドール生であることが判明」→「いろいろあってハッピーエンド」という話を。 (2015年12月29日 16時) (レス) id: d5ada5d17a (このIDを非表示/違反報告)
棗野 ｡(プロフ) - feat.もうしら寝さん» いえいえ、こちらこそ！ もちろんですよ、リクエスト待っています！ (2015年12月23日 16時) (レス) id: 2e90d9dd81 (このIDを非表示/違反報告)
feat.もうしら寝 - ありがとうございます！ またリクエストしていいですか？ (2015年12月22日 14時) (レス) id: 506c16022b (このIDを非表示/違反報告)
棗野 ｡(プロフ) - feat．もうしら寝さん» ごめんなさい！ 誤字がありました、わざわざ、です！ 意味不明なこと返信してしまい申し訳ありません……(*_*; (2015年12月20日 23時) (レス) id: 2e90d9dd81 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：棗野 ｡ | 作成日時：2015年8月8日 22時
