My way 【Harry Potter 短編集】

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「想いを伝える」ことの難しさは恋をしている者にしかわからないと思う。


頭ではわかっているのに、なかなか行動にはうつせないことのじれったさったら。
まだ 双子にクソ爆弾を落とされた後のシャワーの方が、すっきりする。



「やっぱりあなた、ハリーのことが好きなのね」
「好きなだけならよかったんだけどね」
「それはどういう意味なの？」
「好きなだけなら、早く付き合いたい、と思うでしょ。でも、愛してる の域に達した私は、ハリーの恋人になる、なんておこがましいと思ってるから」

恋と愛はまったく違うもの、だから。


「やっぱり、伝えなくてもいいの」


そうきっぱり言うと、ハーマイオニーは唇をきっと結んだ。
そして、数秒後にがばっと口を開けたかと思うと。

「そんなに余裕ぶっこいてたら、そこらへんの誰かさんにハリーをとられちゃうわよ！ それでもいいって言うなら、わたし、何も協力しないわ！」
「……余裕なんか、ないよ」


でも、それでも確かに、ハリーはずっと恋人なんかつくらないんだ、って
思い込んでた時もあるのかもしれない。

私ってなんてばかでだめな女なんだろう。

余裕ぶって、ハリーは大丈夫だからって、何もしないで安心していた。


それじゃだめなんだ。



「ごめんなさい、ハーマイオニー」
「えっ？」
「私、ハリーに言うわ」


するとたちまちハーマイオニーの口角が上がり、それから嬉しそうに何度も頷いた。


「それじゃあ帰るわね」と言いマントを被ったハーマイオニーに手を振った。



明日、夜。
どうやってハリーを呼び出す？

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• 金　運: ★☆☆☆☆
• 恋愛運: ★★★☆☆
• 健康運: ★★★★★
• 全体運: ★★★☆☆

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