小さな私の大先生 ページ40
A「……!」
目を覚ますと、そこはAの家で、自分の部屋だった。
A「へや…」
クルーウェル「気がついたか。体も元に戻ったようでなによりだ」
A「クルーウェル…先生…」
いつからか、そう呼ぶようになっていた。自分の部屋にいるのも久しぶりだが、クルーウェルと一緒にいる事も本当に久しぶりだった。
クルーウェル「お嬢様がここへ連れて行けと言ったからですよ?」
A「もう…わかりましたから…恥ずかしいのでやめてください…」
そう言いながらカーペットの上に乗っている机に肘をおくクルーウェルを見た。
A「あ、それ…」
クルーウェル「もう捨てたのかと思ってたが…」
A「捨てるわけないじゃないですか…」
苦笑しながらAはベッドから起き上がりクルーウェルの隣に座り、彼に寄りかかる。
A「懐かしい夢を見ていました。クルーウェル先生に抱きかかえられて、薬草の事を教わっていました」
確かに、懐かしいなと言って笑う。
A「…ありがとうございます」
クルーウェル「何がだ?」
A「多分クルーウェル先生は…私にとって甘えたい存在だったみたいです。私にたくさんの事を教えてくれて…時には厳しく、時には優しく…接してくださって…」
まっすぐ、クルーウェルを見据えて続けて話す。
A「本当に…いつもありがとう…デイヴィス…」
ふわりと笑ってクルーウェルに抱きついた。
懐かしい過去の話を再び思いだせて、Aもクルーウェルも幸せな気持ちになっていた。
クルーウェル「…さて、そろそろ戻るか」
A「そうですね、先生」
2人は最高の笑みを浮かべていた。
小さな私の大先生 fin.
291人がお気に入り
この作品を見ている人にオススメ
「ツイステ」関連の作品
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
Fの小説(プロフ) - 星猫さん» 合作は作者の手の状態が悪いのと、合作をしたくないという勝手な理由により必ずお断りしています。ごめんなさい… (2021年3月2日 23時) (レス) id: 1437a4eab1 (このIDを非表示/違反報告)
雪華 - 知ってるアニメは何ですか? (2021年3月2日 22時) (レス) id: 1286db9797 (このIDを非表示/違反報告)
星猫 - 一緒に合作しませんか? (2021年3月2日 22時) (レス) id: e8084d140d (このIDを非表示/違反報告)
Fの小説(プロフ) - 瑠李さん» ありがとうございます!更新遅いですが、頑張ります!これからもよろしくお願いします! (2020年12月26日 16時) (レス) id: 1437a4eab1 (このIDを非表示/違反報告)
瑠李(プロフ) - 更新楽しみに待っています (2020年12月25日 0時) (レス) id: 39848ca80e (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:Fの小説 | 作成日時:2020年11月20日 6時