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最後に… ページ26

レイの言葉には重みがあった。レイの人生を少し見たからなのか、自分の前世の姿だからなのか。その頼み事はとても切なかった。


あの時…1年生の時にリリアに言われた一言に初めて会ったはずなのに懐かしさを感じた。心当たりがありすぎて、レイが前世のAだという事についてもう疑っていなかった。




しばらく沈黙が続き。




A「はい…前世の私…レイ・シャーベルス!!」




その頼みごとを聞き入れ、今までで一番の笑顔を浮かべた。




レイ「ありがとう…A・シャーベルス…!」

A「あの…レイ…?一つ聞きたい事が…」

レイ「聞きたい事?どうしたの?」




ぎゅっとAはレイの手を握りしめたまま話す。




A「私、ずっと胸のあたりが痛くて…モヤモヤしてて…これって…なんですか…?」

レイ「胸の痛み…?」

A「初めて私が恐れられているわけではないのだと…魔力放出を…克服できた日から…ずっと…」




悩みすぎているAの顔を見てレイは言う。




レイ「ずっと…1人だったの…?」

A「家族とは普通に一緒にいました。ですが…私とほぼ年齢が変わらない方たちとは…今までなくて…友達がいなかったんです」

レイ「ふふ…友人に愛されているわね、A」




話が急に変わったと思うAは戸惑う。




A「えっと…?どういう意味ですか…?」

レイ「あなたにも誰かを愛そうとする気持ちが芽生えてきているのかもね…まだ何か悩んでる顔してない…?話聞くわよ?」




そう答えて、ほほ笑んだレイ。そんなレイの顔を見て…




A(レイに…リリアに言われたあの一言の事を聞くのは…いけませんよね…)




と考えて、




A「大丈夫です。ありがとうございます」

レイ「そう。よかった」




優しくAの頭を撫でて




レイ「幸せになってね、A」

A「ありがとうございます、レイ…!」




その会話の後、Aの体はゆっくり消えて行った。




レイ「……Aが思っているほど、そんなに深刻な理由ではないんだけどね…いつか…伝わって欲しいな…」

長い時から過ぎて→←前世、現世



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Fの小説(プロフ) - 星猫さん» 合作は作者の手の状態が悪いのと、合作をしたくないという勝手な理由により必ずお断りしています。ごめんなさい… (2021年3月2日 23時) (レス) id: 1437a4eab1 (このIDを非表示/違反報告)
雪華 - 知ってるアニメは何ですか? (2021年3月2日 22時) (レス) id: 1286db9797 (このIDを非表示/違反報告)
星猫 - 一緒に合作しませんか? (2021年3月2日 22時) (レス) id: e8084d140d (このIDを非表示/違反報告)
Fの小説(プロフ) - 瑠李さん» ありがとうございます!更新遅いですが、頑張ります!これからもよろしくお願いします! (2020年12月26日 16時) (レス) id: 1437a4eab1 (このIDを非表示/違反報告)
瑠李(プロフ) - 更新楽しみに待っています (2020年12月25日 0時) (レス) id: 39848ca80e (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:Fの小説 | 作成日時:2020年11月20日 6時

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