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つながった ページ20

ぐらりと視界が揺れると、場所が変わっていた。周りを見渡すと、見覚えのある景色だった。




A(…帰ってきたのですね…私が生きる時代に…!)




ここはAの寮であるディアソムニア寮のバルコニーだった。




A(もしかして…1年生の…入学式の後の出来事でしょうか…?)




バルコニーの柵に自分が手を置いて外の景色を見ているその様子はレイの最期の姿に重なる。

あの時は知らない間にこの学園にいたAは誰とも話すことなく外の景色を見て自分の屋敷から見える景色を思い出し、重ねていた。

自分の名前が呼ばれた途端、急に騒がしくなった鏡の間を思い出しながらただただ外の景色を見ていた。




「こんなところに突っ立っていたら体が冷えるぞ?」




その声に、そのセリフに。Aは目を見開く。

聞きなれている声だからじゃない。あの人の『言葉』に反応する。

どこか懐かしい感覚が今も1年生のあの時も感じていた。




A(なぜか…心がポカポカする…)




リリアがAに近づいてゆく。




リリア「お主…名前は?」

A『A・シャーベルスです』




そう言ってリリアの方を向く過去のAを見つめていたリリアが目を見開いた。

Aも、当時のAの顔を見てリリアと同じ反応をしてしまった。




リリア「…そうか…シャーベルス…そうか…」



当時のAはリリアが私を見て何かを考えていたのはシャーベルスという名前に反応したのだと考えていた。

だが、今は…少しは分かる。




A(リリアは…私とレイを…重ねていた…?)

リリア「…よし!今日からわしらは親友じゃ!」

A(…!!)




救われたと思っていた一言には、何かを隠していた事に1年越しに気づくことになってしまった。

ただ、怖いだけ→←祈り



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Fの小説(プロフ) - 星猫さん» 合作は作者の手の状態が悪いのと、合作をしたくないという勝手な理由により必ずお断りしています。ごめんなさい… (2021年3月2日 23時) (レス) id: 1437a4eab1 (このIDを非表示/違反報告)
雪華 - 知ってるアニメは何ですか? (2021年3月2日 22時) (レス) id: 1286db9797 (このIDを非表示/違反報告)
星猫 - 一緒に合作しませんか? (2021年3月2日 22時) (レス) id: e8084d140d (このIDを非表示/違反報告)
Fの小説(プロフ) - 瑠李さん» ありがとうございます!更新遅いですが、頑張ります!これからもよろしくお願いします! (2020年12月26日 16時) (レス) id: 1437a4eab1 (このIDを非表示/違反報告)
瑠李(プロフ) - 更新楽しみに待っています (2020年12月25日 0時) (レス) id: 39848ca80e (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:Fの小説 | 作成日時:2020年11月20日 6時

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