【愛され】スピードスターズのマネージャー【頭文字D】

8人に愛されて ページ10

それは、拓海の家の車が86だという事が知れ渡り、私以外の心が驚きに溢れた日の夜…






A「池谷さん、こんばん、は…。新しいタイヤですか？しかもダンロップのフォーミュラRSV…つぎ込みましたね…」


池谷「タイヤだけでもハイグリップに変えてタイムを稼がないとな…ついでにブレーキパットも交換するんだ。下り走るにはブレーキが“キモ”だからな…」



…やる気、か



健二「やるのか…池谷」


池谷「あぁ…下りはオレが走る。死ぬ気で秋名の下りを政めてみるさ…」



A「…地元の意地があるのは分かりますけど、くれぐれも限界だけは越えてしまわないようにして下さい」



…きっと、私が出来る最後の“口で”の忠告



池谷「ああ…分かってるよ(お前の見てる前じゃ、あんまカッコわりぃとこ何て見せらんねぇしな…)」







…嫌な、予感がする





〜次の日〜



ふと樹くんが拓海にドリフトとは何か知っているか、を聞いた


まあ、拓海は勿論の事素晴らしい答えを言ったのだけど…



池谷さん、それ違いますよ…

ああ、教えてあげたいけど、文太さんは『テクニックは教えられて身につくものではなく、自分で見つけるものだ』と言っていた

ああ、本当に渋くてカッコいいは文太さん…←
あの人こそが本当のイケメンだと思う←






…と、その時



拓海「いらっしゃいませーっ」


ふと、無意識に拓海の方を見ると



「「…ッ！！！！」」




あ、赤城レッドサンズの…高橋啓介さん…




啓介「ハイオク、満タンだ」




池谷「…ずいぶん熱心ですね、お客さん」



ああっ、何でわざわざ話しかけるかな…



啓介「…どっかで見たS13だと思ったら、スピードスターズの…。ん？ってコトは、Aはいるか？」






…え、私！？



A「あの、何か用ですか…？」



怖いよ啓介さん←



啓介「なぁA、俺達のチームに来る気はねぇか？」







「「…はぁっ！！？」」



え、どうしよう


敵チームから勧誘されたんですけど…

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