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学校にて 〜休み時間〜 ページ6
休み時間、天馬は宿題を見せてもらうために
隣の教室へ向かった。
中を覗くと京介は本を読んでいた。
「京介ー!」
「!?」
大声で呼んだせいか、教室中の視線が
天馬、京介の二人に集まる。
「京介ー!聞こえt「わかったから廊下出ろ！」わかった！」
京介は読んでいた本を閉じ、廊下に出た。
「大声で呼ぶなよ…で、何の用事なんだ?」
「算数の宿題見せて!」
「葵は?」
「もう提出したって」
「…わかった。次からは見せないからな」
そういって教室に宿題を取りにいく京介。
「次からは見せない」このセリフは3回目だ。
なんだかんだ言って京介は友達に甘い。
「ほら、ちゃんとやってこいよ」
「ありがとー！」
天馬は満足したのか1組の教室へ入って行った。
「京介くんから借りれた？」
「うん!」
「次からはやって来なよ天馬」
「それ京介にも言われた…」
とりあえず写すことにした天馬。
葵ほどではないが字も綺麗だ。
「…よし、終わった!」
「お疲れ、天馬」
「これで先生に怒られない!」
「怒ると恐いもんね、あの先生」
雷門小学校の算数の先生は怒ると恐いことで
学校でも有名だ。
この前、天馬たちは低学年の子が怒られて号泣しているのを見た。
「とりあえず終わって良かったね。」
「うん、放課後返さなきゃな」
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作者名：にぼし巻 | 作成日時：2019年1月18日 17時
