男装女子が不良集団に Part2

デートPart2 ページ38

一「遅い。」

「ごめんて。」

今日は一虎とデート？だ。

2日連続デートって…。



というか、なんで後ろから抱きしめられてるんだ？

「暑い…。」

一「もう9月だよ？」
「まだ9月だろうがっ！離れろ！」


9月でも暑いんだよ！

一「ちぇっ…。」

ちぇっじゃねぇんだよコノヤロウ。


「で、どこ行きたいの？」

一「ん〜？特になーい。」
「ないのかよ。」




こいつ、

昔っから何考えてっかわかんないなぁ…。



一「あ。」

「ん？」

一「ゲーセン行こうぜ！ゲーセン！」

「あーまぁいいけど。」

一「よしっ決まり！」

「うわっちょっ！」


ゲーセンに行こうって決めた瞬間腕を掴んで走り出す一虎。


そんなに行きたいんなら先に行け！！






「久々に来たわ。」

一「俺よく来てるー。じゃあ行こっ！」




久しぶりだなー。


何年ぶりだろう…。


あ、これ…。


「可愛い…(ﾎﾞｿｯ)」

一「ん？どれ？」

「え？」

一「どっち？取ってやるよ。」

へ？


なに急に？

「いや、いいよ！そんな欲しい程じゃないし。」

一「でもどうせ、暇でしょ？ちょっと欲しいって思ったら取ろうよ。」


そう言って一虎は100円をその機械に入れた。



そして、1発で取れた。

「…まじかよ。」

一「ほら。やるよ。」

「えっ？うわっ！あ、ありがとう…。」


一「いいってことよ。」





「…一虎は欲しいのないの？」

一「…ん〜…。俺は無いな…。」


「え〜…じゃあこのお返しどうしたらいいの？」


一「え〜…どうしよっかなぁ〜？(本当はいらないんだけど…。)」


何させられるんだ…。


はっ！！

「まさか！！エ〇同人みたいにする気か！！そんなのは私はしないぞ！！？」

一「そんなことしねぇよ。俺をなんだと思ってんだよ。」
「え？女遊びが激しいやつ？」
一「今すぐお持ち帰りでもしてやろうか？」
「あ、すいません…。」



まじでこいつ何考えてんだよ…。


一「じゃーあー…今からカップルらしいとこ行こうよ♡」



「は？カップルらしいとこ？」


何そこ？


一「例えばーカップル限定のスイーツが食べれるカフェとかどう？」


「カップル限定じゃなくてもカフェ行けばいいじゃん。」

一「そうじゃねぇの！！カップル限定のスイーツが最近みんな食べてて美味しいって言ってるから気になんの！！」

「あーはいはいそうゆう事ね…じゃあ行くよ。」





一「(前に告ったはずなのになんでこいつヘラヘラしてられんだよ…。)」ﾌﾟｸｰ

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