*カモフラージュ ページ17
【ルシア・ヴォルデゴートside】
いつになく弱々しく語っていたルイについて紅茶をひたすらに飲みながら考えていた
実験とかそういう名目でうちの店にいさせられねえかなというルイの意見だがおそらく突っぱねられる
そもそもそういうことこそ王宮で行われる
私の屋敷のように設備が整っていればいいがそれでも阻まれるだろう
それに足がないとなれば逃げるとき重りになるな……
食べる気もないだろうし……
それに目が虚ろとは人間らしくない
もっと人間とは欲にギラギラと目を光らせるものだが
「ルイ。」
「ん?」
「先の貴様の意見には賛同し難い。」
「っ……」
ルイの表情は険しくなった
無理もない
「正直連行したほうが身のため……だとは思うが、長い付き合いだ。少し位は手を貸そう。」
「ルシア……!」
途端にルイは口許が緩んだ
「しかし、ここにおいておくのは無理がある。ルイースは感が鋭く気づく。それに上級悪魔との接点も多い。ならば、いても不思議ではない存在にせねばならない。」
「どうやって?」
「仮装だよ。」
私は悪魔のおしゃれセットを魔法で出すと、ルイに渡した
「義足もあるがまだなれない筈だから羽で飛べるよう補助をする。その他もろもろの見た目への配慮も忘れるな。無論、目立たぬようにな。」
「なるほど、これなら……」
「だが確実にばれないという保証はない。幸い最上級悪魔でも誤魔化せる位には魔力のオーラを漂わせる力量はあると自負している。安心しろ。私は味方でありたい」
こうして、私達は少年の具合が良くなった辺りで着せ替えに取りかかった
友のために
もう二度と失いたくはないから
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桜吹雪(プロフ) - 更新しました (2022年6月30日 17時) (レス) id: 54355a9e46 (このIDを非表示/違反報告)
桜吹雪(プロフ) - 更新します (2022年6月30日 16時) (レス) @page26 id: 54355a9e46 (このIDを非表示/違反報告)
桜吹雪(プロフ) - 更新しました、一つ非公開にしています、ごめんなさい、明日には完成させます (2022年6月29日 22時) (レス) id: 54355a9e46 (このIDを非表示/違反報告)
桜吹雪(プロフ) - お久しぶりです、少し今ある話を他の話に影響しない程度に内容を厚くするために更新します (2022年6月29日 20時) (レス) id: 54355a9e46 (このIDを非表示/違反報告)
闇鍋ソース(プロフ) - 更新しました! (2020年6月28日 21時) (レス) id: efc9fd7292 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:ユキノシタ x他5人 | 作者ホームページ:http://commu.nosv.org/bbs/t%3A「貴方が悪魔として生きる日々」/8814195/res#topicto...
作成日時:2019年8月1日 20時