閑話:塞本さんの好き……ではなく嫌いなタイプ ページ3
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閑話:塞本さんの好き……ではなく嫌いなタイプ
「Aさんは、何であんなに東堂って奴の事毛嫌いしてんの？」
事の発端は、京都校学長にくっついて来た東堂との交戦から翌日。
交流会に向けて伏黒達と菓子折り付きで顔を見せにきた時だった。
「今度なんか美味いもの奢って下さい」
「今度一日、私の買い物に付き合って」
「それか私とみっちり試合だ、返事は？」
『………ハイ』
「自業自得だな」
「しゃけ」
『先輩としての立場が…』
何故か後輩の前で正座で座らされて説教される先輩って… 今は１年にいるけど本当は３年。もう後輩達が怖い。
「そういえばAさん」
『ハイ、何でしょうか野薔薇サン』
「Aさんは、何であんなに東堂って奴の事毛嫌いしてんの？」
こうして冒頭に戻り、野薔薇ちゃんから東堂の事を聞かれたという訳だ。
しかも恵君も２年ズも気になっていた模様。
『何でって……生理的に無理だから』
「「「……え？」」」
少し間が空き、全員一致で予想外の事だったらしく拍子抜けした声を上げる。
「A姉ちゃん、それだけ？」
「本当にそれだけですか？」
「しゃけしゃけ」
『いやぁ、最初会った時からもうダメでさ〜。こう…全身の毛が総毛立つ感じが…鳥肌が立つというか…もう視界に入れたくない。名前も聞きたくない。うまく言えないけどなんか全部がムカつく』
そうだよ、大嫌いだよ。
嫌いって言ってるのに何かと構ってきてウザいウザい。紅葉さんもあまり快く思ってないみたいだし。
何より本能が彼の存在をとても嫌っている。あの態度、あのしつこさ、あの自己中心的な性格───
『なのにアイツ！他の術師よりそこそこできるから尚腹立つ！！！しかもジャンル違えどリアタイと録画観るって同じ事してる事実が尚更腹立たしい！！』
「めっちゃ嫌ってるじゃねえか」
「嫌いの度合いが凄い」
「人間的に嫌いなのに実力があるっていうジレンマ…辛いな、姉ちゃん」
「それは辛いわねAさん…」
「しゃけしゃけ」
『後輩がくそ優しい！！！』
End.
※筆者は別に東堂が嫌いではありません。「ヤベー奴だな」とは思ってますが嫌いではありません。ただ、夢主とは合わないだろうなぁと思ってるだけなんです。
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ユエ(プロフ) - シルクハットさん» シルクハット様、ありがとうございます！ゆっくりですが今後の展開をお楽しみください。 (2022年1月11日 12時) (
レス) id: 25e139d61d (このIDを非表示/違反報告)
シルクハット - この作品大好きです！応援しております。 (2022年1月1日 10時) (レス) @page7 id: c50cd9efca (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ユエ | 作者ホームページ：http://id34.fm-p.jp/419/masatika8377/
作成日時：2021年12月3日 0時
