焼き餅はお好きですか？�� ページ23
メンバーみんなのside
まずは、おーくらside
信ちゃん、横さん、丸からお餅を食べたいと
言われて、俺は台所でひとりお餅を焼いてい
る。
こたつでは俺以外の四人がわちゃわちゃ楽し
そう。
早く焼いて俺も混ざりたい〜。
焼き餅を焼きながら、ヤキモチを妬く俺。
なんて、ね。
俺、何言ってんだろ。(笑)
やすside
「えー、砂糖醤油知らないの？」
お餅を砂糖醤油で食べようって言ったら、
砂糖醤油？っていわれた。
「甘くて美味しいんだよ。」
「そなの？」
「ちょっと待ってて。」
そう言うと俺は台所に行って、器と醤油と
砂糖を持ってきた。
「醤油と砂糖を入れてね、そしてスプーン
で、混ぜ混ぜ。」
「それをお餅につけて食べるの？」
「そだよ。」
「まずはちょっと舐めてみて。」
「味見係は俺で。」
丸が先頭で味見する。
「あ、美味しい。」
「ほんまか？」
続いて信ちゃんも味見。
「美味いわ！」
「じゃ、俺も。」
と言いながら横さんまで。
「う、美味い！」
「でしょ。
お餅につけたら、もっと美味しいんよ。」
「ちょっと待った〜。
俺、まだ味見してへん。
やす〜、俺の所にも持ってきてー。」
台所のおーくらを忘れてた。
「お餅焼いてはよう持ってきて。」
「やす、そんなん言うたらおーくらのほっ
ぺたまで膨らむで。」
「ぷう〜。(笑)」
メンバーside〜こたつにて〜
「お待たせ〜。」
お皿に焼いたお餅をのせて、おーくらが運ん
で来た。
小さなお皿に砂糖醤油を取り分けてそれぞれ
に配った。
「それにつけて食べてね。
では、いただきます。」
「いただきまーす。」
「美味しいー。」
「良かった。」
「焼き餅って、海苔を巻いてもこうやって
砂糖醤油にしても美味しいよね。」
「でもさ、焼き餅とヤキモチって同じ言葉
なのに、こうも意味が違うんだろうね。」
「もともと何か関係あるのかな？」
「こういう事は信ちゃんに。」
「待ってろ、検索したる。」
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作者名：niko | 作成日時：2020年12月21日 21時
