【Growth】Tuner Temporis【ツキプロ】 (ページ17)

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☆外伝～四人の能力について～☆ ページ17

「そう言えば、コウくんが能力を使っている時に妖精がいたけどあれって俺にも同じことが起こるの？」

ある日の、『時の狭間』にて、マモルはコウキに能力についての質問をしていた。

「人によっては違うだろうが、能力を使っている時に何かしらのことは起こったりするな」

「じゃあ、俺やケンくん、リョウくんも？」

「そうだけど。ちなみに俺は花が現れるよ。
…まぁこういうのは実際に見てもらった方がはやいから」

リョウタの言葉と共に、リョウタは歌い出した。

すると、彼の周りから色とりどりのプリムラが舞い始め、リョウタが歌うのを辞めた途端消えていった。

「俺は、わかりにくいだろうけど、目に星座が浮かび上がるって感じかなー
うんじゃ、試しにマモルにテレパシー送ってみるわー」

(もしもし、聞こえるかー？今、マモルの脳内に直接語りかけてるぞー！)

(うん！バッチリ聞こえてるよー)

(マモル、今俺の目を見てみー？目に星座があるだろ？)

(ホントだー！凄い！)

ケンスケが能力を使っている証拠と言うかのように、彼の目には天秤座であろう星座が浮かび上がってきていた。

「俺たちが見せたんだから次はマモルが見せてよね」

「うん！わかった！」

マモルが、ピアノを弾くように構えると、淡い紫色をした鍵盤が現れ、音が鳴る度に綺麗な音色が奏でられていた。

「やっぱり、人によって違うからいつ見ても新鮮だな」

「また機会があったら、他の神の使いたちのも見てみたいなー」

「確か、俺たちの同期のやつらとか結構面白いぜー！」

「確かに、ギターとか現れてたり、半透明になったりしていたな」

「会ってみたい！」

「まぁ、そのうち会えるんじゃない？」

「そうだといいな！」

こうして、三人の会話は幕を閉じたのであった。