暑いのは、嫌いだ [涼野風介] ページ37
やっぱり食欲はあまり無いみたいで、半分も食べずに『ごちそうさま』と言って、布団へ潜り込んでしまった。
「すまん、せっかく作ってくれたのに…」
「気にしないで！こんなに食べてくれたじゃない。足りなかったらいけないと思って、ちょっと多めに作っただけだよ」
「…ありがとな」
「えっ？あ、ううん、どういたしまして！」
びっくりした。
風介は普段お礼とかあまり言わないのに、『ありがとな』なんて、優しく微笑んで言うものだから。
「もう寝る？」
「あぁ、そうする」
「じゃあ、起きたらまた熱測ろうね。私ずっとここにいるから…何かあったらすぐ言ってね」
「あぁ…」
「じゃ、おやすみ」
「ん…」
数分も経たない間に、風介は眠ってしまった。
…よっぽど辛いんだろうな。
私は、いつもとは違う、優しくて子供みたいに可愛い風介の寝顔につられて、いつの間にか寝てしまっていた。
・
・
「ん…」
私が目を覚ましたのは、あれから2時間後だった。
熱で落ちてしまった、風介の顔の横にある冷えピタを拾い、熱は下がったか、右手を風介の額に当ててみる。
「あつ…」
まだあまり下がっていないようだ。
替えの氷枕でも持ってこようと、手を放そうとした。
でも、できなかった。
だって、
「Aの手…冷たくて気持ちいいな…」
そうやって私の手を握って額から放そうとしない、風介がいたから。
「ふ、風介？起きたの？」
「あぁ…なぁ、Aの手、気持ちいいな…」
「そ、そう？」
「あぁ…暑い」
「あ、今替え持ってくるね！」
そう言って、今度こそ手を放そうとした。
でもやっぱり、出来なかった。
「…暑いのは、嫌いだ…」
「…うん、知ってる」
「だからA、ずっとここにいて、こうしていろ」
熱を出して、いつもより少しわがままな風介。
いつもと違う風介にちょっとドキドキして…
結局、また風介が眠るまでずっと風介の額に手を当てていました。
…恥ずかしくて、私の熱が上がってしまったから、その意味はあまり無かったとおもうけど。
でも、みんなが知らない風介を見られて、私はちょっと、優越感。
★☆★☆★
リク溜めちゃうので、もう書いちゃいました！
どうでしたでしょうか？
…なんかもう、ネタが尽きそうです笑
只今1:33真夜中です。
みなさんが良い夢を見れますように。
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まかろん(プロフ) - maimaigenerationさん» ほんとですか笑 ありがとうございます！ (2015年9月27日 23時) (
レス) id: ddfbbb0b49 (このIDを非表示/違反報告)
maimaigeneration(プロフ) - ヒロト萌えた（笑） (2015年9月27日 20時) (レス) id: 6a82243d12 (このIDを非表示/違反報告)
まかろん(プロフ) - yuyuさん» いえいえ！こんなに遅くなったのに、読んでもらえて安心です笑 (2015年9月26日 22時) (レス) id: ddfbbb0b49 (このIDを非表示/違反報告)
yuyu(プロフ) - 風丸､ありがとうございますぅぅぅぅぅ!!!!!!!!!!! (2015年9月26日 16時) (レス) id: a20353620a (このIDを非表示/違反報告)
まかろん(プロフ) - ハルさん» ありがとうございます！リク、すごい溜まってるので遅くなるかもしれませんが、必ずつくります。続編でお待ちください♪ (2015年9月26日 0時) (レス) id: ddfbbb0b49 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：まかろん | 作成日時：2014年10月18日 6時
