【ヒプマイ】狂ったように愛して3【反応集】

【どついたれ本舗】 ページ33

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白膠木簓


「ええ！？恋人できたなんて聞いとらんのやけど！？」


久々に家に遊びに来た幼馴染から言われたのは彼氏ができた話で。

距離が近すぎるために貴女にアプローチできずにいた彼は、コップを持つ手をぴたっと止めます。

『なんでアンタに言わなあかんの』

「そ、そりゃあAの大事な幼馴染やからやろ！」

『幼馴染、ねえ』

どこか含みを持ちながら、テレビから流れているバラエティ番組に目をやる貴女。

そんな貴女に違和感を感じながらも、ショックが大きすぎるのか彼は何も言えずにいて。

『...幼馴染なら応援してや』

膝を抱えて小さくそう呟いた貴女に、彼はもう自分の気持ちを伝えることはできません。




躑躅森盧笙


「おお、Aはデートか」


休みの日に買い物に出かけていた彼は、偶然彼氏とデート中の貴女に遭遇し。

普段は制服姿しか見れないため、おしゃれをしている貴女に一瞬目を奪われます。

しかし隣には貴女とは違うクラスの男子が立っていることに気が付き。

焦る気持ちを落ち着けながらも彼は笑顔でそう二人に話しかけました。

『せんせーもデート？』

「...お前はこれがデートに見えるか？」

『へへ、せやね。せんせーごめんな？』

そう言っていつも学校で向けるような笑顔を彼に向ける貴女。

そんな貴女に「かまへん」と言葉を返して二人と別れた彼の顔は、苦痛そうに歪められていました。




天谷奴零


「へえ、アイツ彼氏できたのか」


詐欺師であり続けるか私を選ぶか、彼は以前貴女にそんなことを問われたことがあり。

結局今の仕事を続けることを選んでしまった彼の前から、貴女は姿を消しました。

一人部屋で晩酌を嗜んでいるいる最中に、ふと貴女のことを思い出した彼。

お酒の勢いに押されるままに貴女のSNSを開いてみると、そこには彼氏と写る貴女の姿がありました。

彼の前では泣き顔しか見せなかった貴女が、今は幸せそうに笑っていて。

ふっと小さく笑みを溢しながら、彼はスマホ越しに貴女の頭を一撫でします。

「...いい顔してんじゃねえか」

嫉妬や未練こそありますが、何よりも彼にとって大事であった貴女が幸せなのは嬉しいようです。




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