二郎「かき氷食いてー!」 三郎「たかが水とシロップにお金かけるなんて流石、二郎は低能だな」 二郎「ならねーちゃんと二人で食いに行ってくる」 三郎「え、ちょ、待てって!」 ページ28
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乱数「そんなのずるいー!」
幻太郎「そうですよ帝統」
さっきまで攻防戦を繰り広げていたはずなのに二人して文句を言う。
せっかく助けてくれた帝統だけど、流石この二人には勝てそうもないのかその表情は苦しげで。
仕方ない、私も頑張るか。
『私からもお願い....だめ?』
私は二人を見つめコテンと首を傾げてみる。
幻太郎はともかく乱数は私にこうされてしまうと断れないのを知っているから。
私の予想通り乱数はほんのりと頬を染めながら大きく頷いた。
乱数「うんっ!!じゃあ幻太郎いっくよー!」
幻太郎「分かりましたから服を引っ張らないでください」
幻太郎は効かないかと少し心配になったけど上機嫌で乱数が幻太郎を連れ去って行ったのでとりあえず一安心。
嵐のように事務所を出て行った二人に気が抜けたのか、帝統ははぁっと深く溜息をついた。
『帝統、さっきはありがとう』
帝統「ん?...ああ、気にすんなって」
帝統の方に身体を向け、軽くお辞儀をする。
すると頭にぽんっと帝統の大きな手が置かれた。
帝統「いつもああなのか?」
『ん、何のこと?』
帝統「その...き、キスとか...」
いまいち帝統の言いたいことが分からなかった私に気が付いたのか帝統は口ごもりながらそう呟く。
耳まで真っ赤にしてそういうもんだからついつい吹き出してしまった。
『ふふ、帝統可愛い』
帝統「なっ!うるせー!!」
『帝統は特別に口にちゅーしてあげるね』
帝統「俺はいいっ!...って何で近づいてくんだよ!!」
私がゆっくりと近づいたのを瞬時に察知した帝統が逃げようとするので私も追いかける。
―――楽しいな。
まだお泊り会は始まったばかりだけど、こんな幸せがいつまでも続けばいい。
この時の私はそんなことを思っていた。
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『銃兎またまた逮捕っ』 銃兎「はぁ、今度は鍵失くしてないですよね」 『勿論、左馬刻が持ってるよ』 銃兎「....肝心な左馬刻はどこへ?」 『え、』→←寂雷「夏かい?釣りはどの季節も楽しいものだよ」 一二三「夏やっぱ海っしょー!!」 独歩「はは...夏だろうが俺は仕事だな...」 『独歩本当に大丈夫?』
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琥珀(プロフ) - いえいえ構いませんよ!確かにヨコハマは遊園地以来ですね...!今のところ上位はその二つのディビジョンなのでどちらかになると思います!またコメントしてくださりとっても嬉しいです( *´艸`) (2019年9月7日 23時) (レス) id: 2e37dd9470 (このIDを非表示/違反報告)
はにゃ - アンケートの方からいれなくてすみません! (2019年9月7日 22時) (レス) id: 7c495e9dec (このIDを非表示/違反報告)
はにゃ - 今回もめっちゃくちゃ面白かったです!アンケートなんですけど、私的には最近登場していないヨコハマかなぁと思ったんですけど、ブクロもいいなぁと思いました!これからも頑張って下さい! (2019年9月7日 22時) (レス) id: 7c495e9dec (このIDを非表示/違反報告)
琥珀(プロフ) - ありがとうございます!何だかんだ一番積極的そうなので告白させてしまいました笑次は看病編ですのでお楽しみに! (2019年8月30日 11時) (レス) id: 2e37dd9470 (このIDを非表示/違反報告)
恋夢 - シブヤお泊まり編お疲れ様でした!そして、ありがとうございました!乱数くんから告白があるなんて…!尊かったです♪応援してます* (2019年8月30日 5時) (レス) id: 4ec059f202 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:琥珀 | 作成日時:2019年7月13日 23時