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『最近一郎の事兄として見れないんだよね』 乱数「えっ、そうなの!?(まさか恋愛対象として...)」 『もう弟にしか見えない』 乱数「...僕そういうところ好きだよ」 ページ9

.


『....私がいる、』

左馬刻「....なんだよ急に」



左馬刻にぎゅっと抱き着いて胸に顔を埋めればそう呟く。

いつになく余裕がなさそうな左馬刻はその呟きが耳に入れば身体を強張らせた。



『私は左馬刻も家族だと思ってるよ』



伝われ。


そんな願いを込めながらはっきりと断言する。

左馬刻がどんな顔をしているか気になって顔を上げれば、左馬刻は驚いたような顔をしていた。



『....こんな妹いらないかもしれないけど、』



普段とは打って変わって間抜けな顔をしている左馬刻に笑みを溢せばそう言う。

するとようやく左馬刻は笑顔を浮かべていつもの表情に戻ってくれた。



左馬刻「そうだな、こんな妹いらねえ」

『え、』

左馬刻「家族になりてえなら俺の嫁以外受け付けてねえよ」



地味に傷ついている私を余所に左馬刻はぐっと顔を近づける。

このままキスされてしまうんじゃないか。

そんな思いがよぎり目を閉じようか迷っていると、デコピンをお見舞いさせられてしまった。


『いたっ...!』

左馬刻「卒業するまでは待ってやる。その先は遠慮しねーからな」

『...待って、何の話』



ズキズキと痛むおでこを押さえながらそう聞いても左馬刻ははぐらかすだけで。


でも左馬刻は「ほら行くぞ」なんて手を差し伸べるもんだから、単純な私はそれだけで喜んでしまうんだ。

『独歩一二三と一緒に住んでるのずるい』 独歩「そうか?いつも騒がしいぞ」 『でも毎日美味しいご飯でしょ』 独歩「確かに」 一二三「え、俺っちの魅力ってご飯だけ....?」→←乱数「一郎って昔からべったりなのー?」 『んー、最近は酷いかも』 乱数「例えば?」 『二人っきりの時は基本ぎゅーってされる』 乱数「そこまでされて何も気付いてないのはある意味凄いよね」



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琥珀(プロフ) - いえいえ構いませんよ!確かにヨコハマは遊園地以来ですね...!今のところ上位はその二つのディビジョンなのでどちらかになると思います!またコメントしてくださりとっても嬉しいです( *´艸`) (2019年9月7日 23時) (レス) id: 2e37dd9470 (このIDを非表示/違反報告)
はにゃ - アンケートの方からいれなくてすみません! (2019年9月7日 22時) (レス) id: 7c495e9dec (このIDを非表示/違反報告)
はにゃ - 今回もめっちゃくちゃ面白かったです!アンケートなんですけど、私的には最近登場していないヨコハマかなぁと思ったんですけど、ブクロもいいなぁと思いました!これからも頑張って下さい! (2019年9月7日 22時) (レス) id: 7c495e9dec (このIDを非表示/違反報告)
琥珀(プロフ) - ありがとうございます!何だかんだ一番積極的そうなので告白させてしまいました笑次は看病編ですのでお楽しみに! (2019年8月30日 11時) (レス) id: 2e37dd9470 (このIDを非表示/違反報告)
恋夢 - シブヤお泊まり編お疲れ様でした!そして、ありがとうございました!乱数くんから告白があるなんて…!尊かったです♪応援してます* (2019年8月30日 5時) (レス) id: 4ec059f202 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:琥珀 | 作成日時:2019年7月13日 23時

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