【ヒプマイ】山田家の不登校少女は小悪魔すぎる２【逆ハー】

『私、二郎の初めてもらっても..』　二郎「うわぁぁぁぁ！？」　『...せめて最後まで言わせて』 ページ4

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私から目を逸らしたことでやっぱり気にしていたんだ、と確信する。

幻太郎は嘘吐きだけど、きっと相手を蔑んだりしている訳じゃなさそう。


そう思えばさっきまで怖かった印象も、あっという間に消え去ってしまった。



『...幻太郎』


幻太郎「ん、なんです？」


私は幻太郎の着物の裾をくいっと引く。

それに気付いた幻太郎は不思議そうな顔をしてこっちを見る。



『...嫌い』


幻太郎「はぁ...結局どっちなんですか」


『嘘、好き』



そっと幻太郎の頬にキスを落としながらそう言えば幻太郎は驚いた顔のまま固まってしまった。

ずっと飄々としていた表情を崩すことが出来たので私は大満足だ。



『えへへ、さっきの嘘の仕返し』


幻太郎「っ....これは一本取られましたね、」



ほんのりと頬を染めそう呟いた幻太郎に乱数も帝統も動きを止める。

まるであり得ないものでも見るかのように二人はこっちを見てくるので私は思わず笑ってしまった。

『三郎、一緒にお風呂入ろ？』　三郎「ねねね姉さん、落ち着いてくださいっ！」　『三郎がね』→←『...デレます』　一郎「おっ！？」　『おにーちゃん、今日、』　一郎「うっ」　『いや早いよ』　

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