『独歩はネガティブすぎ』 独歩「っ...分かってる。どうせ俺なんて、」 『え、ちがっ』 独歩「やっぱり生きている価値なんて俺にはないんだ...」 『....ほんとにごめん』 ページ2
幻太郎side
帝統「わ、分かってるからくっつくなって...!」
『えー...』
先程まではビクビクと怯えた表情をしていた彼女が今ではすっかり帝統に懐いている。
あっちに行けと言われたAは、何を思い立ったのか小生の隣に座った。
『...幻太郎、嘘吐きなの?帝統が言ってた』
幻太郎「はて...何の事でしょう。小生は素直ですよ?...まあ嘘ですけど」
『....やっぱり嘘吐き』
この短期間で小生のことを大体分かってきたのか彼女は先程の様にいちいち落ち込んだりはしない。
そんな様子にほう、と感心すればまじまじと彼女を見つめる。
長い睫毛にきめ細やかな肌。
黙っていればそれこそ乱数よりも年上に見えるのだが、その容姿と反対に性格は猫の様で。
....乱数が彼女の事を気に入っているのが何となく理解できてしまう。
幻太郎「....小生の事は嫌いと言った割にこっちに来るんですね」
『うん』
少し棘のある言い方でそう言ってしまったが、彼女は特に気にしていないのかただ頷いた。
『.....人はさ、本当のことも嘘も全部ごちゃ混ぜで話すよね』
そう言ってぽつりと呟いた彼女の表情は心なしか暗いような気がする。
小生は黙ってAの話に耳を傾けた。
『...デレます』 一郎「おっ!?」 『おにーちゃん、今日、』 一郎「うっ」 『いや早いよ』 →←一二三「俺っちはもちろんないっしょー?」 『あるよ。私が制服の時もべたべたすると捕まっちゃうからやめて』 一二三「えー....」 『....制服じゃないときはいいよ』 一二三「っ、ちょー好き!」 『はいはい』
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琥珀(プロフ) - みんさん» コメントありがとうございます!そう言っていただき本当に嬉しいです!本作はシリーズがかなり続いておりますので、是非気軽に自分のペースでお読みくださいね。 (2021年5月5日 16時) (レス) id: 2e5c416c18 (このIDを非表示/違反報告)
みん - さいっこう!!! (2021年5月5日 15時) (レス) id: 401406e7ba (このIDを非表示/違反報告)
琥珀(プロフ) - 夢花(仮垢)さん» コメントありがとうございます!シリアスが終わればまた色んなキャラとわちゃわちゃさせるつもりなので楽しみにしていてくださいね。リクエストもお待ちしているのでお気軽にどうぞ! (2019年7月10日 22時) (レス) id: 2e37dd9470 (このIDを非表示/違反報告)
夢花(仮垢) - 夢主ちゃんがもっと幸せになってくれるといいな (2019年7月10日 17時) (レス) id: 1ce7d18474 (このIDを非表示/違反報告)
琥珀(プロフ) - はにゃさん» コメントありがとうございます!そう言っていただき本当に嬉しい限りです! (2019年7月5日 5時) (レス) id: 2e37dd9470 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:琥珀 | 作成日時:2019年7月1日 22時