検索窓
今日:11 hit、昨日:18 hit、合計:172,636 hit

年下の君は【山田一郎】 ページ31

.


『本当にこんなのでいいの?』


一郎「いやAさんとこうして出掛けられるだけで俺は十分っす!」




今日は一郎くんの誕生日ということなので前日に何が欲しいかを尋ねたんだけど。

気持ちだけで十分と言われてしまい、欲しいものについては何も教えてくれなかった。



一郎「あー...じゃあメイド喫茶に着いてきてもらえませんか?」



いつもお世話になっている分何かしらのお礼はしたいし、何かないかと尋ねた私に一郎くんはそう言う。


以前から行ってみたいとは思っていたけれど中々一人で行くには勇気がいるらしく、一緒に着いてきて欲しかったみたいで。


私は一つ返事でそれを了承すれば今に至る。



『わっ、可愛い!』



店内に入ればメイド服を着た店員さんがいたり、お店の内装もふわふわした感じでとても可愛らしかった。

意外と男の人ばかりではなく女の人もいるので一郎くんが行くのを戸惑っていた理由も何となく分かる。



「いらっしゃいませ、ご主人様っ!」


『...本物だ』


一郎「...っすね」



ニコニコと笑みを浮かべた店員さんが私達二人にそう言えば席に案内してくれる。

今まで私が踏み入れたことのない世界なので一郎くんを差し置いてわくわくしている自分がいた。



....だめだ、今日は一郎くんの誕生日なんだから。



緩む頬を必死に抑えながら私たちはメニューを覗き込んだ。




『一郎くん、ほら"メイド特製オムライス"だって』


一郎「...これ俺が頼むんすか」


『じゃあ"愛情たっぷりメロメロハンバーグ"にする?』


一郎「...オムライスで」



一郎くんは少し苦笑いを浮かべながらメイドさんを呼べばオムライスとドリンクを注文した。

2→←5



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 9.9/10 (199 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
512人がお気に入り
設定タグ:ヒプノシスマイク
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

琥珀(プロフ) - 鶯華さん» リクエストかまいませんよ!ネタ切れだったのでとっても嬉しいです!かしこまりました、書かせていただきますね! (2019年9月18日 22時) (レス) id: 2e37dd9470 (このIDを非表示/違反報告)
鶯華(プロフ) - こんばんは。リクエストよろしいでしょうか?…えっと、愛してるゲームのMTC版が見たいです! (2019年9月18日 19時) (レス) id: 1984bfabf2 (このIDを非表示/違反報告)
琥珀(プロフ) - ウサギさん» えええそんな私の方こそ好きです!笑 こっちの方はネタ切れであまり更新してないですが、リクエストなどあったら是非気軽にどうぞ! (2019年8月9日 22時) (レス) id: 2e37dd9470 (このIDを非表示/違反報告)
ウサギ - 続編みっけ!うしゃぁぁぁぁぁっ!!好きです、もう結婚してください琥珀さん。 (2019年8月9日 17時) (レス) id: fb05fdae18 (このIDを非表示/違反報告)
琥珀(プロフ) - Akiさん» そんなに言ってもらえるなんて...!ありがとうございます!これからも頑張らせていただきますね! (2019年7月28日 6時) (レス) id: 2e37dd9470 (このIDを非表示/違反報告)

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:琥珀 | 作成日時:2019年6月22日 7時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。