episode32 ページ34
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銃兎さんが出て行ってから暫くの間お客さんにヘルプで入っていることを告げる連絡を送った。
日課であるはずのこれを昨日は忘れてしまうなんて....。
昨日は色々あったから仕方ないと思う反面、最近はヘマばかりしてしまうことへの反省の念も浮かぶ。
そんな気持ちを紛らわせるかのように銃兎さんに頼まれていた家事などをこなしていく。
もともときっちりした性格の人なのか、家事を頼まれていたもののあまりすることが無い。
この時初めて銃兎さんが私を置いてくれる口実でそう言ったのだと言うことに気が付いた。
銃兎さんの性格はいまいち掴みづらい。
優しい人なのか怖い人なのか判断が付けづらいというか何なのか。
そうこうしている間にお店に向かわなければいけない時間が近づいていく。
お店に行くのは憂鬱だけれども私には行かないと言う選択肢はない。
未成年でも私を雇ってくれたお店の人にはすごく感謝しているし。
『よしっ!』
頬を両手でぱちんと叩けば気合いを入れる。
ここでうじうじしていても仕方がない。
私は気持ちを切り替えお店へと向かった。
『え、やめたんですか?!』
お店に行くとボーイさんが駆け寄り昨日は大丈夫だったかと聞かれる。
自分が何も気にしてないことを告げるとボーイさんは耳を疑うような発言をした。
ボーイ「実はさー、今日のお昼ぐらいに電話があったんだけどあの子たち皆やめるって電話きちゃって...」
「まあ、正直向上心の無い子はうちにはいらなかったんだけどね?」と言ったボーイさんに私はただ苦笑いしかできなかった。
まだ一日しか経っていないのに....。
最近の子はすぐ会社を辞めるって前に聞いたことがあったけどこんなに早いとは。
しかも私が辞めるならまだしも...。
ジェネレーションギャップだな、なんて軽くショックを受けながらも人数が少ないため私が頑張らないと、と気合いを入れお店を開ける支度をした。
.....実は裏で銃兎さんが動いてくれていた、なんてこの時の私は全く知らない。
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琥珀(プロフ) - おにぎりさん» コメントありがとうございます!そう言っていただけると、本当に嬉しい限りです! (2022年9月22日 10時) (レス) id: df97482346 (このIDを非表示/違反報告)
おにぎり - もうめちゃめちゃ良かった!です! (2022年9月21日 18時) (レス) @page4 id: 7770a83983 (このIDを非表示/違反報告)
琥珀(プロフ) - 九鬼さん» えええそんなことを言ってくださるなんて....!ありがとうございます!! (2018年12月30日 6時) (レス) id: 2e37dd9470 (このIDを非表示/違反報告)
九鬼(プロフ) - 一言言わせてください!すき! (2018年12月30日 0時) (レス) id: 779dfe7ec9 (このIDを非表示/違反報告)
琥珀(プロフ) - スルメさん» 本当ですか!有難うございます...!これから起こる衝撃の展開を是非楽しみに待っていてください! (2018年12月29日 8時) (レス) id: 2e37dd9470 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:琥珀 | 作成日時:2018年12月24日 22時