episode２９ ページ31
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銃兎「そう言えば、頬の腫れ引いて良かったですね」
私の家に荷物を取りに行くため銃兎さんが運転する車の助手席に座り話をする。
『はい、腫れてたら休まなきゃいけなかったので良かったです』
銃兎「ところで、昨日は聞きそびれましたがどうしてあんなにびしょ濡れでいらしたんですか？」
『......お店の子の反感を買ってしまって...』
話ながら昨日の光景を思い出す。
まあ実際今までいじめが無かったわけじゃないんだけどあそこまで目立ってやられたのは初めてだ。
銃兎「中々恐ろしいですね、やはり女性の世界と言うものは....」
『ははは.....』
今まで何か苦い経験でもあったのか、銃兎さんは苦笑いを浮かべながらそう呟く。
しばらく話しているといつも一二三さんと別れている公園にさしかかった。
『あ、ここでいいですよ。ここから家は近いので』
銃兎「でも、荷物を運ぶのは大変でしょう。家の前まで乗せますよ」
『いえ、ここから先は車で入ると狭いので歩いていきますよ』
そう言い、銃兎さんに車を停めてもらえばお礼を言い家まで向かう。
しばらく歩き自分が住んでいるアパート行けば、普段は何も入っていないポスト郵便物が入っているのを見つけた。
ポストを開ければ宛先も何も書かれていない手紙が二通入っている。
珍しいな....私に郵便物なんて。
もしかしたらお隣さんのが間違えてはいっちゃったとか？？
すぐに読まずに部屋の中に入り、鞄に着替えなどをつめながら封筒の中身を確認する。
そこにはユリちゃんへ、と始まる長々とした文が書かれていた。
二通とも似たような字から見て同じ人が書いたものだろう。
内容から察するにお店に来てくれている誰かが送ってくれたのかもしれない。
『名前を書くのが恥ずかしかったのかな？？』
なんて呑気にそんなことを考えながら特に気にすることも無く私は家を出た。
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琥珀(プロフ) - おにぎりさん» コメントありがとうございます！そう言っていただけると、本当に嬉しい限りです！ (2022年9月22日 10時) (
レス) id: df97482346 (このIDを非表示/違反報告)
おにぎり - もうめちゃめちゃ良かった！です！ (2022年9月21日 18時) (レス) @page4 id: 7770a83983 (このIDを非表示/違反報告)
琥珀(プロフ) - 九鬼さん» えええそんなことを言ってくださるなんて....！ありがとうございます！！ (2018年12月30日 6時) (レス) id: 2e37dd9470 (このIDを非表示/違反報告)
九鬼(プロフ) - 一言言わせてください！すき！ (2018年12月30日 0時) (レス) id: 779dfe7ec9 (このIDを非表示/違反報告)
琥珀(プロフ) - スルメさん» 本当ですか！有難うございます...！これから起こる衝撃の展開を是非楽しみに待っていてください！ (2018年12月29日 8時) (レス) id: 2e37dd9470 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：琥珀
| 作成日時：2018年12月24日 22時
